もう1人の弟子 ページ8
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あの後、私と錆兎は7日間生き残ることができた。
生き残ったのは…最初に比べたらすぐに分かるほど少ない。あ、餃子君いるじゃん。いつか一緒に任務できるかなあ〜。と思っていると、隣にいた錆兎に誰かが話しかけに来た。
名を冨岡義勇と言うらしい。
錆兎が私のおかげで死ななかった〜という紹介をしたから、いっきに好感度59(尊敬)に上がって少し照れ臭かった。
しばらく3人で喋っていたら、最初に説明をしてくれた女性が話始めた。
「お帰りなさいませ」
「おめでとうございます ご無事で何よりです」
「隊服の支給のため 体の寸法を測り 階級を刻ませていただきます」
「階級は12段階、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 今現在皆さまは 一番下の癸で ございます。」
その後に鎹鴉を皆んなつけてもらっていたのだが…
『ん??私のこれフクロウじゃね??え??』
「よろしく頼むぞ。小娘。」
『は??』
フクロウの頭の上に39とあるあたり、なぜかフクロウの好感度は高いが…いやなんで私だけフクロウ。
「では あちらから 刀を造る 鋼を 選んでくださいませ」
「鬼を滅殺し 己の身を守る 刀の鋼は御自身で 選ぶのです」
私は既に持っているから選ばなくて大丈夫だと言われた。ちくしょう、選びたかった。
その後は支給服を渡され、みんな帰っていった。
「Aー!!ありがとう!また会おう!」
錆兎がこちらに手を振りながら私に礼を言うと、続けて義勇も私に礼を言う。
「俺からも、本当に、ありがとう。それじゃあ、俺たちも帰るよ。」
『うん!!!またね、2人とも!!』
…はあ〜〜〜。終わった、生き残ったんだ、と肩をおろす。
正直錆兎とはすごいドキドキしながら一緒に動いてた。師匠がとても恋しい。
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俺を助けるために必死に手を引く彼女は、とても綺麗だった
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作者名:なる | 作成日時:2019年12月20日 1時