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story 043. ページ45

店を出て、路地裏に入る。

「大胆だな〜、そんなにボクが彼女と話すの嫌だった?」

「は、そんなわけないじゃん。何でいるの?」

「別に、ただの暇つぶし。

ぶらぶらしてたらキミを見かけたからさ♥」

壁に手を当て私との距離が近くなる。

その行為に、路地を歩く女の人が頬を染めた。

中には、隣に男がいるのに足を止め見惚れる女でさえいた。

確かに、ヒソカのビジュアルなら見惚れるのもわかる。

だが、中身はただの変態だ。

「キミは本当に喰えないなあ・・・♥」

ヒソカはボソッとつぶやきパッと壁から手を離した。

「ところで何でここにいるの?」

「仕事だよ」

「へぇ、大変だね◆」

「いつ帰ってくるわけ?

まあ、あんたがいない方が平和で楽だけど」

両頬を片手で掴まれ強制的に上を向かされる。

「・・・憎たらしいその口封じたくなるね♥」

ヒソカが舌舐めずりをした瞬間、電話が鳴った。

ヒソカの手をはたき落とし、電話に出る。

「緋色の涙やっぱあった。作戦伝えたいから、今いる場所教えて欲しいんだけど」

「今は・・・「今、Aはボクといいことしてる最中だよ♥」

ヒソカに携帯を取り上げられ、そのまま変なことを口走る。

「ちょ、ヒソカ返して!」

「うん、うん、了解。伝えとくね◆、・・・はい」

「はい、じゃないでしょ?!何言ってんの?」

「事実だろう?」

「・・・ふざけないで」

ヒソカの胸板を軽く押しのけ携帯を奪い去る。

「おっと・・・、やっぱりキミは大胆だねぇ♥️」

「・・・気持ち悪い。もう帰ってくんな」

ククっと喉を鳴らし、笑うヒソカを尻目に歩き出すと、ヒソカはポツリと呟いた。

「今日は、周りを警戒して過ごすといい」

振り返るとヒソカの姿はなく、ただあいつがつけている香水の匂いがうざったいくらい香るだけだった。

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もも水(プロフ) - 畜生アダルトリオ可愛いな畜生さん» ありがとうございます!!更新…がんばります( ; ; ) (2015年7月16日 20時) (レス) id: a9d48669b2 (このIDを非表示/違反報告)
畜生アダルトリオ可愛いな畜生 - うおぉ……シャル君えげつない…!!(((そこもまた可愛いけど★(((((更新頑張って下さい!!もう全力で応援してます!! (2015年7月15日 23時) (レス) id: 6ae8615bc3 (このIDを非表示/違反報告)
もも水(プロフ) - カトルさん» ありがとうございます(;_;)更新が遅れていますが、よろしくお願いします! (2014年11月20日 19時) (レス) id: dab8882af7 (このIDを非表示/違反報告)
カトル - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2014年11月15日 21時) (レス) id: 268f32aa7e (このIDを非表示/違反報告)
もも水(プロフ) - ロックさん» 返信遅れてすみません;; 見てくれて感謝です(^-^) これからもお願いします♪ (2014年10月9日 0時) (レス) id: dab8882af7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも水 | 作成日時:2013年12月26日 3時

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