story 039. ページ41
｢少しは手加減しろよ！｣
｢っは、健康なやつに手加減なんて必要ないよ！｣
ちゃっかり厚着をした大柄の男と小柄な男。
｢さっきまで、やる気なかったくせに･･･飛んでくるし、｣
愚痴をこぼしながらも顔や身体にかかった雪を払う。
と、隣にニット帽が似合わないノブナガが足を広げて座り込んできた。
｢もうダウンしてんのか？だらしねぇな｣
｢手袋濡れて、もう無理｣
｢あーそかい、んじゃ俺も馬鹿達に紛れてこようか｣
ノブナガが2人に雪をぶつけられるのを見てクスッと笑う。
暇だし、そこらへんにある雪で雪だるまつくろ。
｢気持ち悪｣
｢･･･失礼なやつ｣
｢一人で寂しくないのか？｣
｢別に、見てて楽しいし｣
｢まぁ、雪だるまがあれば寂しくないか｣
｢･･･｣
はぁ、と指先にため息をつくと、かじかんだ指が一瞬あったまる。
｢寒いならこれやるよ｣
差し出されたものは缶コーヒー。
｢いらない、どうせ無糖でしょ。甘いのがいい｣
｢･･･あっそ｣
そいつはさっきのノブナガみたいにどかっと座り、足を組む。
｢クロロは雪合戦しないの？｣
プルタブを開けながら、
｢俺は雪ごときで浮かれる年齢じゃねぇんだよ、寒いだけだこんなもん｣
そう言って、コーヒーを一口飲む。
｢団長も雪合戦するね｣
｢いや、俺はいいよ｣
｢つれねぇこと言うなよ、ほら｣
フィンクスとフェイタンはクロロの腕を引っ張って連れて行こうとする。
｢あーもーわかったよ｣
先行っとけ、そう二人に向けて言うと、二人は頷き歩いて行った。
｢はぁ、しんどっ。Aこれやるよ｣
｢だから、いらない｣
｢持つだけでもいいから｣
渋々缶を受け取るとかじかんだ指がじんじんした。
｢･･･よく飲めるな、それ不味いじゃん｣
そう言い残し、クロロはみんなの元に小走りで走っていった。
だんだん寒くなり始め、手元にあるものを
一口飲むと、甘い味が広がった。
｢･･･これ微糖じゃん｣
クロロの姿が見えると思わず笑みがこぼれた。
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もも水(プロフ) - 畜生アダルトリオ可愛いな畜生さん» ありがとうございます！！更新…がんばります（ ; ; ） (2015年7月16日 20時) (
レス) id: a9d48669b2 (このIDを非表示/違反報告)
畜生アダルトリオ可愛いな畜生 - うおぉ……シャル君えげつない…!!(((そこもまた可愛いけど★(((((更新頑張って下さい!!もう全力で応援してます!! (2015年7月15日 23時) (レス) id: 6ae8615bc3 (このIDを非表示/違反報告)
もも水(プロフ) - カトルさん» ありがとうございます（；＿；）更新が遅れていますが、よろしくお願いします！ (2014年11月20日 19時) (レス) id: dab8882af7 (このIDを非表示/違反報告)
カトル - とても面白いです！更新頑張ってください！！ (2014年11月15日 21時) (レス) id: 268f32aa7e (このIDを非表示/違反報告)
もも水(プロフ) - ロックさん» 返信遅れてすみません;; 見てくれて感謝です(^-^) これからもお願いします♪ (2014年10月9日 0時) (レス) id: dab8882af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも水 | 作成日時：2013年12月26日 3時
