story 033. ページ35
「フェイタン・・・さ、寒い・・・」
「そんなこと知てるよ、」
真冬の中、ベンチに座りながら今回のターゲットの行動を監視する。
「官僚はのくせに、こんな寒い中動き回るのどうかしてるよ!」
「ほんとだよ、こっちの気にもなって欲しいなあ」
「「どうせ、今夜死ぬんだから」 」
「ハハッ、はもた・・・」
「はっ・・・」
一般的にははもることのない言葉を口にし、微笑み合う2人。
「動いた」
官僚が貫禄のある人物にぺこぺこお辞儀をして、その場を後にした。
それからの仕事は早かった。
高層マンションに入っていくのを確認してから、
獲物からフェイタンが株券の場所を吐かせた。
「爪一枚で喋るとか、おもしろくないね」
相手の血がかかったフェイタンがソファに腰を下ろした。
「始末したの?」
「聞くまでもないね」
「まあね。・・・、鉄臭いからお風呂いってきて」
「血の匂い慣れてないか?」
「嫌いなだけ」
「あそ。んじゃ、先に入らせてもらうよ」
フェイたんはタオルとバスローブを片手に風呂場へと足を進めた。
お腹すいた・・・なんかないかな。
キッチンに行くと調理器具がなく、調味料もなかった。
冷蔵庫を開け、ケーキやらアイスが入ってることを確認してからアイスを手に取りソファに戻る。
ケーキは後で、フェイタンと食べよ。
にしても・・・鉄臭い。
鉄臭いなか、バニラアイスを口に入れると
まろやかな甘みが身体に溶け込む。
「あぁ〜、甘くて美味しい」
“Aの血は甘いね”
その言葉を思い出すと背筋がぞぞぞっと震えた。
アイスを机の上に置いて、ソファに仰向けになる。
シャル・・・怖かったな・・・。
腕を空中にかざすと、自分の不器用さが分かる。
「へったくそな、巻き方」
「パクとかマチならもっと上手い・・・よね・・・」
途端に眠気が押し寄せてきて、瞼が重くなる。
「まだ、寝たくないな・・・」
気持ちとは関係なしに、私は眠りについた。
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もも水(プロフ) - 畜生アダルトリオ可愛いな畜生さん» ありがとうございます!!更新…がんばります( ; ; ) (2015年7月16日 20時) (レス) id: a9d48669b2 (このIDを非表示/違反報告)
畜生アダルトリオ可愛いな畜生 - うおぉ……シャル君えげつない…!!(((そこもまた可愛いけど★(((((更新頑張って下さい!!もう全力で応援してます!! (2015年7月15日 23時) (レス) id: 6ae8615bc3 (このIDを非表示/違反報告)
もも水(プロフ) - カトルさん» ありがとうございます(;_;)更新が遅れていますが、よろしくお願いします! (2014年11月20日 19時) (レス) id: dab8882af7 (このIDを非表示/違反報告)
カトル - とても面白いです!更新頑張ってください!! (2014年11月15日 21時) (レス) id: 268f32aa7e (このIDを非表示/違反報告)
もも水(プロフ) - ロックさん» 返信遅れてすみません;; 見てくれて感謝です(^-^) これからもお願いします♪ (2014年10月9日 0時) (レス) id: dab8882af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも水 | 作成日時:2013年12月26日 3時