<H×H> 君がいれば - I miss you - 1

story 011. ページ12

｢みんな集まって｣

シャルの声にみんなが反応し、近くに集まった。

｢今日の活動なんだけど･･･

全部明日に回すことになったから、

今日は自由になんかやって｣

その一声に、みんなわっと声を出し喜んだ。




クロロとシャルの会話を全部聞いてたから、知ってたけど

寒いから全部明日に回すって･･･

呆れながらも、久しぶりの休みに浮かれつつ、

何をしようか考えてる途中、あの人の顔を思い出す。

一緒に･･･どっかいけないかな。

そんなことを考えていると、肩を叩かれた。

少し期待を抱きながら振り返ると、
　
　


｢ねぇ、A！

四人で服買いに行かない？｣

みると、マチとパク、シズクが財布を手に持ち

温かそうなコートを着ていた。



･･･人を平気で殺すことができるけど、

やっぱ中身は普通の女の子と一緒だよね。


やることもないし･･･


｢うん、いこうかな｣

｢そうこなくっちゃ！｣

そう言って、マチは私の右手を握り、玄関まで足を進めた。
　
あと少しで外に出るところで、私の動きが止まった。
　


　


｢Aは俺と出かけるから、また今度にしてくれ｣

私の左手を掴む、声の主を頭に浮かべ

振り返ると、そこには今一番会いたかった人がいた。

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