<H×H> 君がいれば - I miss you - 1

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いつからここにいたのかもわからない


どうやってたどり着いたのかもわからない


わからないことが多い中、わかっていることもある


いつもと変わらないこの景色


見渡しても見渡しても、視界に入るものは人かゴミ


また、尖った刃などの人を傷つけるものもある


いつもと変わらないこの匂い


なにかが腐ったような、独特の匂い


その香りもここに住む人から漂うものもあれば


次から次へと増えていく物から漂うものもある


そう、ここは何を捨てても許され、罰せられぬところ


地図にも載っていなく、無人と言われているが、


俺が生まれる前からあり、多くの人間が住むところ


人はここを“流星街”と呼び、


ここに住む人間の存在を認めないとでも言うように


身分証明機関である国際人民データ機構への登録もされていないため、


マフィアンコミュニティーの連中は


ここの住民の身元が判別しづらいことに目をつけ、


武器を与え、人を道具のように連れて行く


またひとり、またひとりと減っていく中で


俺はお前らと出会った。

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