14.ありえない状況 ページ16
マルフィside
今日の最後のリクルーティングが終わり、4人で話していた。
「今日のリクルーティングはこれで終わりだね」
E.J「俺はまだ終わってねぇ……」
相変わらず、ジョーは社畜だ。
ホテルに向かっていた時、その方向からダルメシアが走ってきた。
「ダルメシア、どうしたんだい？」
M.D「た……大変なんだよ！Aが！」
ダルメシアの慌てている様子にAに何かあったと悟った。
私は鏡が割れてるなんてことを知らずに一目散にホテルまで走った。
人混みなど知らない。
ホテルの入り口に着き、扉を開けるとそこの光景はまさに修羅場だ。
吹っ飛ばされたであろうハーデスが横たわっていて、ジャックは引っかき傷から血を流し、それをやったであろう張本人のAは翼を出し、鋭く尖った爪と２本の牙と眼帯が付けられていたはずの紅い目を私に向けていた。
その姿は吸血鬼が獲物を狙う目であった。
だが、それとは反対に黒い目は焦りと後悔の目をしていた。
私は確信した。
彼は不意に魔力が暴走し、急だった為どうするか分からなかったんだと。
私はゆっくりとAに近づいた。
彼は傷つけたくないのか威嚇してくる。
だが、私にそんなものは効かない。
Aの翼が壁に当たると私は彼と目線を合わせ、美しい彼の顔に手を添えた。
そして、一言こう言いながら魔力を吸い取った。
「もう大丈夫だよ」と。
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はるまき(プロフ) - 続きが気になる... 更新待ってます！ (2022年9月29日 0時) (
レス) @page25 id: 7c9c8aed08 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 前作とキャラのギャップに驚いております。環境の変化って凄いですね…続き楽しみにしてます！ (2019年2月19日 17時) (レス) id: 377aae7433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒崎真琴 | 作成日時：2019年1月26日 18時
