【ツイステ】ホッキョクグマの学園荒らし

７．監督生 ページ9

私は人から聞いたのだが昨日の放課後、オンボロ寮の監督生はシャンデリアを壊したらしい。



「ねぇ、ジャック……監督生って女の子だった、よね…？」

「知らねぇが少なくともあんたよりはそうだろうな」

「こんなに可愛いのに私の認識ひどくない？」

「黙っとけ。昨日錬金術の大鍋を片手で持ったまま談笑してることこ見たぞ」

「やだ、ストーカー？」



無言のジャックにじゃれ(という名の首絞め)られていた時、男子校で聞こえるはずのない高い声が聞こえた。


「女の子ッッッ！！！！！！」

アレ？と思うような単語で。



声のした方を見れば、声通りの可愛らしい少女が廊下を激走して私たちの前でピタッと止まる。



「女の子だよね！？ね！！！？いや、絶対そうだよね私のセンサーがそう言ってる！」

「え？あー、はい、まぁ生物学上女にナッテマス」

「ありがとうッ！！！！！急に異世界転移とかふざけんなよ、なんでよりによって男子校なんだよ！せめて女子校なら許せたものを、ここの男子全員殺してやろうかと思ってたんだよ！！」

「あ、ハイそうですか…」



急にヤバいマシンガントークをしてきた人物はついさっきまで話していた紛うこと無き監督生だった。

ジャックは右で呆気にとられたまま突っ立っている。




「私姫女子だったけど、今は私とあなたでセッ【ピー】ランデブーするのもいいかなと思っちゃってるから、責任取ってね？」

「唐突すぎるし断固拒否！てか自主規制音中何言ってんの」




自主規制の音でジャックが戻って来た。

頼むからこの位置代われ！！！！と圧をかけて見つめると助け舟を出してくれる。



「アンタ、こんな二次災害製造機のどこが好きなんだ？」

「おいおいおい、オールでぶっ叩いてくんな。」

「え？そんなの女の子だからに決まってるじゃん。」

「女なら誰でもいいの？」



なんか浮気された彼女のような発言をしてしまったが監督生は自分の性癖を語りだす。



「自分はＳＭどっちもイケるけど、あなたみたいな勝気系がベッドの上ではアァン…って感じで攻められてたらめちゃくちゃ興奮します」

「こんな堂々とセクハラする奴初めて見た。」

「言っとくがお前も下ネタなら負けてねぇぞ。」



メンタル鋼の監督生さんは後から走ってきた友達に引き摺られていった。

その時もずっと私に関する性癖を語ってたからマジで怖かった。

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