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~*story25*~ ページ27

「じょ…冗談はよしてよ…!貴方に限ってそんなことはー…」


「ないとでも?」


段々近づくエルヴィンから一定の距離を取っていると、いつの間にか壁に当たってしまった


「君は本当に男を知らないんだな…」


「な…っ…!」


エルヴィンと壁に挟まれてしまった私は身動きが取れなくなってしまった


「さて…どうしてほしい…?」


顔を近づけてくるエルヴィンから顔を背けた


男の力は私では勝てず、逃げようにも逃げられない


誰か……誰かー…!!


そう心の中で叫んだ瞬間バンッ!と開く扉


「エルヴィン、書類を届けに来た……ぞ…」


そこにいるのは書類を持ちながら驚いた表情を浮かべているリヴァイ


「リヴァイ…!!」


私が呼び掛けると、リヴァイはすぐに私とエルヴィンを引き離した


そして私をリヴァイの後ろに隠すように手を引かれる


「てめぇ…なにAに手ぇ出そうとしてんだ…!!話が違うじゃねぇか!!」


え……?どういうこと…?


「すまない、可愛いAを見たらつい…」


「ついじゃねぇよ…ったく……」


今の状態はエルヴィンがリヴァイに謝っていて、リヴァイはムスッとしている


は?全然分かんないんですけど!てかついていけない!


「…あ…あの…どゆこと?」


混乱している私は何とか納得しようとリヴァイに聞いてみた


「あ?…説明するのがめんどくせぇ……エルヴィン頼む」


「私か?うーん…まぁ簡単に言うと、取引みたいなもんだよ」


「………はい?」


うん、今の発言で余計に分からなくなったよ?


「最近リヴァイの様子が変だったから少し話を聞いてみたんだが……予想通り面白い話でね…」


「おい」


「それで私の事も少し話したら流れで取引みたいな事をしようってことになったんだよ。」


エルヴィンの話を聞いてもあまり良く分からなかったが……


「…じゃあリヴァイは怒ってないの…?」


私がそう聞くとリヴァイは少し目を見開き、あぁ、といつものリヴァイの声でそう言った


その瞬間重い鉛が取れたかのようにスッキリした気持ちになった


「リヴァイー!良かったよぉぉ…!!」


「おい!抱きつくな!!」


嬉しさのあまりに私はリヴァイに抱きついた


そんな私を引き離そうとするがそんなに力は入っていないし、


リヴァイもなんだかんだ嬉しそうな表情を浮かべている


本当に…本当に良かった……


リヴァイを抱き締める力を強くして、心の中で何回も呟いた

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ああ - あうさん» 作者様は読者の私達のために一生懸命作品を考えて提供してくれているんです。それなのにそのようなコメントはどうかな??って思います。何か変えてほしいなら具体的に説明してあげたらいいのではないですか?? (10月24日 16時) (レス) @page31 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - あうさん» 作者様に作品を提供してもらっている身なのにそのコメントは良くないと思います。自分の意見があるなら、汚い文面では不愉快になる人がいますよ? (2022年1月3日 23時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます!!そうですかね…?嬉しい言葉頂き少し安心しました!わざわざコメントありがとうございます♪ (2015年8月14日 9時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 全然そんなこと無いですよ!面白いです!! 記号いれてもアリだと思いますよ ( ^ ∀ ^ )♭ (2015年8月14日 7時) (レス) id: 60894caba1 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - あうさん» 意見ありがとうございます!期待に応えられなくて申し訳ございません。この小説は完結したので今後書いていく小説にいかしていこうと思います!本当にありがとうございました! (2015年8月10日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年3月30日 18時

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