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~*story19*~ ページ21

sideリヴァイ


ぶつぶつ言っていたAの声が聞こえなくなった


紅茶を飲んでいるカップを置いてそちらに向くと、スースー寝息をたてながら寝ていた


「チッ……なんで寝てんだよ」


俺は寝ているAに近づき、俺の上着を被せた


「てめぇは無防備過ぎんだよ…」


可愛い顔をして幼い子供の様に寝ている


俺は思わず頬に触れてしまった


27歳には見えない位に肌は綺麗で、白かった


俺より年上なのになんでこいつはこんなに幼いんだ


Aから離れ一人呆れていると、ん…、と声が聞こえてきた


「…リヴァイ…?」


驚いてそちらに振り向くとAがモゾモゾと動いていた


「…あ!もしかして私寝ちゃってた?」


あちゃーと言いながら額に手を置いてる


「…お前はもういい、俺がやる」


どけ、と言ってAを椅子から退かそうとすると


「え、それは流石にダメだよ!ほら!リヴァイおいで〜一緒にやろ!」


Aは全力で俺に向かって手を広げた


…俺の事完全に子供扱いしてんじゃねぇか


「てめぇ…俺はガキじゃねぇんだよ」


早く退けよ、と言うがまだ退かないクソ女


「なーにいってんの!あんたは私の部下なんだから!弟みたいに思ってんのよ!」


“部下”、“弟みたい”


何故かこの言葉に酷く傷ついた


「早くどけっつってんだろ!くどい!」


思わず大きな声でそう言うとAは驚いた顔をしたがすぐに笑顔になった


「あは、ごめんね。今退くから…」


椅子から立ち上がり、机の書類をよいしょっと言いながら持つA


「何やってんだ、俺がやると…」


「大丈夫!前までずっとリヴァイに書類任せてきたから今度は私がやってやるわよ!」


Aは俺の言葉を遮って話すと、フラフラしながら俺の部屋から出ていった


その瞬間、深いため息をつく俺


何故急に声を上げてしまったのだろう


そして、何故部下と弟みたい、という言葉に傷ついたのだろう


Aと居ると冷静になれなくなる


…まぁなんとなく理由は自分でも分かっているつもりだ


だが…俺達はいつ死ぬか分からない


ファーランやイザベルも一瞬で死んでしまった


だからこの想いはー…



















































































蓋をしようー…

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ああ - あうさん» 作者様は読者の私達のために一生懸命作品を考えて提供してくれているんです。それなのにそのようなコメントはどうかな??って思います。何か変えてほしいなら具体的に説明してあげたらいいのではないですか?? (10月24日 16時) (レス) @page31 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - あうさん» 作者様に作品を提供してもらっている身なのにそのコメントは良くないと思います。自分の意見があるなら、汚い文面では不愉快になる人がいますよ? (2022年1月3日 23時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます!!そうですかね…?嬉しい言葉頂き少し安心しました!わざわざコメントありがとうございます♪ (2015年8月14日 9時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 全然そんなこと無いですよ!面白いです!! 記号いれてもアリだと思いますよ ( ^ ∀ ^ )♭ (2015年8月14日 7時) (レス) id: 60894caba1 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - あうさん» 意見ありがとうございます!期待に応えられなくて申し訳ございません。この小説は完結したので今後書いていく小説にいかしていこうと思います!本当にありがとうございました! (2015年8月10日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年3月30日 18時

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