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~*story17*~ ページ19

あれから凄い雨の中と、霧の中。


なんとか巨人と会わずに進むことができたが、キース達とはぐれてしまった


そして雨も段々弱まってきて、霧もだいぶ収まった


「雨…止んできたわね…」


「あぁ、そうだな」


隣にいるミケも上を向いて確かめている


「…あれは……巨人を倒した蒸気…」


するとエルヴィンが驚いた表情をした


そちらの方へ視線を向けると、大量の巨人を倒した蒸気が見えたのだ


「一度にあの数を倒すとはー…奴か?」


私達は方向を変えそちらに向かった


「おい!誰か生存者はいるか!?」


エルヴィンが叫んだ後、リヴァイ!と声が聞こえたので何故かホッとした


だが、そのホッとしたのも一瞬で


私は見てしまった


イザベルの生首と、ファーランの上半身


それを見た瞬間一瞬息が止まった


「…くっ……」


嫌な予感……当たってしまったじゃない……


守りきれなかった部下なんて沢山いる


その度にいつも悲しみを背負わされてきた


しかしその悲しみに触れてしまってはダメ


私は強い者として生きなければならないからー…


そんな事を思っていたその時、リヴァイがエルヴィンに飛び掛かった


「エルヴィン!!」


私は思わず叫んでしまい、ミケは戦闘体勢に入る


「来るな」


その瞬間リヴァイがこちらに振り向き、凄い殺気を出しながら私達を睨み付けた


ゾクッと背筋が凍ってしまうかのようなその目付きに私は固まってしまった


そしてエルヴィンの首に刃を置き、話始めた


緊張したその空気に私は冷や汗をかく


エルヴィンの予想通り、リヴァイ達が狙っていたのは例に書類


しかしその書類はザックレー総統の元にあるのでニコラス・ロヴォフはお仕舞い


すると自分を追い詰めてしまったのかリヴァイが刃をグッとエルヴィンの首に近づけた


エルヴィン……!


するとエルヴィンはその刃を手で掴んだ


流れる赤い血なんて気にせず、エルヴィンはまた話始めた


「違う!!巨人だ!!」


リヴァイの心に響くように演説をするエルヴィン


するとリヴァイが刃を降ろした


その瞬間ホッとし、胸を撫で下ろした


「急げ、乾いた音響弾を取りに荷馬車班まで向かう。そこを基点に隊を再編成させる」


馬に乗り直し、私達は駆け出した


「生きて帰還するぞ!!」


エルヴィンの言葉にまた緊張感が生まれる


そして私達は荷馬車班を目指して馬を駆けた

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ああ - あうさん» 作者様は読者の私達のために一生懸命作品を考えて提供してくれているんです。それなのにそのようなコメントはどうかな??って思います。何か変えてほしいなら具体的に説明してあげたらいいのではないですか?? (10月24日 16時) (レス) @page31 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - あうさん» 作者様に作品を提供してもらっている身なのにそのコメントは良くないと思います。自分の意見があるなら、汚い文面では不愉快になる人がいますよ? (2022年1月3日 23時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます!!そうですかね…?嬉しい言葉頂き少し安心しました!わざわざコメントありがとうございます♪ (2015年8月14日 9時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 全然そんなこと無いですよ!面白いです!! 記号いれてもアリだと思いますよ ( ^ ∀ ^ )♭ (2015年8月14日 7時) (レス) id: 60894caba1 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - あうさん» 意見ありがとうございます!期待に応えられなくて申し訳ございません。この小説は完結したので今後書いていく小説にいかしていこうと思います!本当にありがとうございました! (2015年8月10日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年3月30日 18時

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