~*story12*~ ページ14
「…え…リヴァイ達をフラゴンの隊へ…?」
「あぁ、今回の壁外調査でお前には団長の元へ私と付いて貰う。そしてAの班のメンバーは違う配置に付いて貰うよ。まぁ伝達を頼むかな…?」
デスクに肘をつけながらそう言うエルヴィン
「…それは…例の件で?」
私がそう聞くとニッコリと微笑んだ
そんなエルヴィンにため息をつく私
「…分かったわ…まぁリヴァイはまだ立派な兵士じゃない、ただのゴロツキだしねー…」
自分に言い聞かせるようにそう言うとエルヴィンが私の腕を引っ張った
「…そんなに気に入ったかい?リヴァイのこと」
怪しげなその瞳に私はすぐ逸らした
「…そういう訳じゃないわ。一人の部下に執着することが悪いとでも言いたいの?」
するとエルヴィンは笑いながら手を離した
「まぁそう怒るな。お前は沢山の部下と平等に接しているだろ……?」
“そんなAが一人の部下に執着することが珍しいと思っただけだよ”
不意打ちにそう言われ、やはりエルヴィンには勝てそうにないと思った
「そう…。話はこれだけ?私は帰ってもいいかしら?」
「あぁ、明日は壁外調査だからしっかり体を休めてくれ」
「えぇ、ありがとう。それじゃあ」
微笑みながら手を振るエルヴィンを背に私は部屋から出た
・
コツコツ廊下を歩いていると誰かに話しかけられた
「ジン……?どうしたの?こんなところに」
その正体はジンだった
「…少し用があってな…今、話せそうか?」
私は最近ずっとジンを避けていた
何故か分からないがいつもと違うジンとあまり一緒にいたくないと思ってしまうから
「…明日は壁外遠征だから今日は休ませて。また今度聞くから」
私はそう言うと歩きだした
すると掴まれる腕
今日はどれだけ腕を掴まれないといけないんだ…!なんて思っていると
「お前…アイツ…リヴァイのことが好きなのか?」
その言葉にドキッと胸が鳴った
思わず振り返ると前と同じ悲しげな表情を浮かべている
「…部下としては好きだけど、恋愛対称としては好きじゃないわ」
私がそう言うと嬉しそうに笑うジン
その笑顔はいつものジンに戻っていた
「そうか…変な事聞いて悪かったな、明日は頑張ろうな」
ジンはそう言いながら私の頭を撫でてその場から去っていった
“…部下としては好きだけど、恋愛対称としては好きじゃないわ”
さっき言ったその言葉が私の胸に強く突き刺さっているのは何でだろう。
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ああ - あうさん» 作者様は読者の私達のために一生懸命作品を考えて提供してくれているんです。それなのにそのようなコメントはどうかな??って思います。何か変えてほしいなら具体的に説明してあげたらいいのではないですか?? (10月24日 16時) (レス) @page31 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - あうさん» 作者様に作品を提供してもらっている身なのにそのコメントは良くないと思います。自分の意見があるなら、汚い文面では不愉快になる人がいますよ? (2022年1月3日 23時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます!!そうですかね…?嬉しい言葉頂き少し安心しました!わざわざコメントありがとうございます♪ (2015年8月14日 9時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 全然そんなこと無いですよ!面白いです!! 記号いれてもアリだと思いますよ ( ^ ∀ ^ )♭ (2015年8月14日 7時) (レス) id: 60894caba1 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - あうさん» 意見ありがとうございます!期待に応えられなくて申し訳ございません。この小説は完結したので今後書いていく小説にいかしていこうと思います!本当にありがとうございました! (2015年8月10日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年3月30日 18時