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~*story10*~ ページ12

sideリヴァイ


俺の話をした後、こいつの話を聞くことになった


「初めて仲間が目の前で殺されたときは本当に巨人が憎かった」


揺れる銀色の髪の毛が夕陽に照らされて、とても綺麗に映えていた


「その時はただ巨人が憎くて戦っていたけど…ある時一人の男の子に会ったの」


風に遊ばれる髪を耳に掛けるその姿に思わず胸が鳴る


男が女にここまでときめくなんて…


隣で話している話を聞きながら一人自分に呆れた


「それでその男の子がさ…すっごいキラキラした目でねー…」


『人類の為に巨人と戦ってるなんて、お姉さんカッコいいな!!俺も調査兵団に入る!!』


「…って言ったんだ…その子、本当に真っ直ぐな子で、私の心に響いちゃった」


苦笑いをしながら話すこいつに俺は黙りながら聞く


「それからかな…?人類の為に巨人と向き合おうと思ったのはー…」


「…そうか…」


俺がそう呟くと、この話はこれでお仕舞い!と言って立ち上がり


「突然過ぎると思うけど、三日後には壁外調査が控えてるわ…初めてで色々大変だと思うけど頑張ってね」


悲しげな表情を浮かべながらそう言った


「A」


俺が呼び掛けると、驚いた顔を浮かべた


「…俺は目的を忘れた訳じゃねぇが…お前のためにも巨人と戦ってやるよ」


そう言うとAはクスッと笑った


「なにそれ〜…まぁその目的のこともしっかり考えて行動しなさい」


死んだら元も子もないからね…と言いながら笑うA


「はっ…お前も甘いもんだな……」


俺がそう言うと首を横に振った


「私はエルヴィンを信じてるから、何がなんでもあの人なら大丈夫よ」


その言葉に驚きを隠せない俺を見て楽しそうにしていた


「な…っ…」


「それと、私の事はA兵長と呼びなさい!呼び捨てなんてしてはいけませーん!」


俺の質問を遮るようにそう言うA


「…A、もう暗くなってきたから戻るぞ」


「ちょ…っ…!言うことを聞きなさい…!」


後ろでギャーギャー言ってるAを置いて俺は兵舎に戻った

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ああ - あうさん» 作者様は読者の私達のために一生懸命作品を考えて提供してくれているんです。それなのにそのようなコメントはどうかな??って思います。何か変えてほしいなら具体的に説明してあげたらいいのではないですか?? (10月24日 16時) (レス) @page31 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
豆乳様。(プロフ) - あうさん» 作者様に作品を提供してもらっている身なのにそのコメントは良くないと思います。自分の意見があるなら、汚い文面では不愉快になる人がいますよ? (2022年1月3日 23時) (レス) id: 0c1825ef28 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - 白狐さん» ありがとうございます!!そうですかね…?嬉しい言葉頂き少し安心しました!わざわざコメントありがとうございます♪ (2015年8月14日 9時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - 全然そんなこと無いですよ!面白いです!! 記号いれてもアリだと思いますよ ( ^ ∀ ^ )♭ (2015年8月14日 7時) (レス) id: 60894caba1 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子(プロフ) - あうさん» 意見ありがとうございます!期待に応えられなくて申し訳ございません。この小説は完結したので今後書いていく小説にいかしていこうと思います!本当にありがとうございました! (2015年8月10日 19時) (レス) id: 227ebebbd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兵長大好き女子 | 作成日時:2015年3月30日 18時

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