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税金泥棒 ページ7

2階に上がると、そこは畳ばりの部屋で。

マンガとかが沢山積んであり、生活感溢れていた。

朱色の髪の毛さんは神楽ちゃんと言うらしい。

で、さっき家に上げてくれたメガネ君は新八君。

そして、椅子にドカッ、と座り、面倒くさそうに頭を掻いているのが…

…社長?の坂田銀時さん。

聞き覚えがあったが、思い出せないので忘れる事にした()

「…で、どういったご要件ですか?」

新八君曰く、何でもしてくれるらしい。

なのでお言葉に甘えて、

「警察署かなにかあれば教えて欲しいのです。」

と答える。

すると神楽ちゃん、坂田さんは顔を引き攣らせて、

「あそこは方がイイぜ?税金泥棒の集まりだからよォ」

「マヨラー野郎とかドSしかいないアルヨ!」

と一心不乱に否定してきた。

新八も苦笑いしているままだ。

「…そんなに酷いところなんすか…」

税金泥棒って…ひでェ言い様だな。

「酷ェも何も、すぐモノ壊すし人は叩き斬るしよ」

「バズーカ打ってくるアルヨ?!有り得ないアル!!那月は食べられちゃうアル!」

ば、ばずーか?

「…それは頼らない方がええですね…」

眉間にシワを寄せれば、まあまあと新八君がなだめるように

「増田さん、どうして屯所に?」

と言った。

話切り替えるの上手いな、と思いながらも

「この住所をおしえてもらおうと思って」

と住所の書いてあるメモ用紙を見せる。

一応、新八君だけが普通の話が通じるようだ。良かった。

そしてそのメモを横目から見ていた坂田さん。

「こりゃここの近くだな。いいんじゃね?俺ら道案内しちゃう?」

なんて言う。

「イイネ!しちゃうアル!」

と神楽ちゃんもノリ気だ。

新八君は新八そうにこちらを見て

「いいんですか…?」

というが、

「全然OK!むしろよろしくお願い致します」

と頭を下げるとニコッと笑う。


「じゃあいくかァ!」

こうして私達は草履を履いて目的地に向かい始めた。

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作者名:師走 | 作成日時:2017年1月29日 20時

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