悪役なりの精一杯の恋だから【ダイヤのＡ】

▼.３８　倉持オチ ページ39

◇御幸side◇






それからAとは話すことはなく数日後、俺と香菜ちゃんは付き合うことになった。



香菜ちゃんと過ごす時間は楽しくて幸せで、今までの女遊びしている日々とは違った。



こんな幸せな時間をくれたのは、俺を変えてくれたのはAだ。



Aには本当に感謝している。



だから、Aに言わなくてならないことがある。






御「A」






昼休み、俺はタイミングを見計らってAに声をかけた。






御「俺、香菜ちゃんと付き合うことになった」






報告、それだけだ。



俺と香菜ちゃんが付き合うように色々してくれたから、結果を教えないとダメだと思ったから。



Aも俺の言った事には触れてこなかった。






貴「私も洋一と付き合うことになったよ」






そして、Aは俺が今まで見たことないくらい



心から幸せそうに笑った。



そんなAを見ていると、自然と顔が緩んだ。



俺にとってAは大切な人だから幸せそうで嬉しい。



そして俺達は何も言わず別れ、それぞれの居場所に向かった。





日が照らすなかを歩き、目的の中庭に向かう。






御「香菜ちゃん♪今日の弁当は何？」


松「今日はからあげです！」









俺は精一杯この恋を大切にしようと思う。




◇倉持end◇

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