▽.３５ ページ36
◇貴方side◇
屋上でボーッと空を見ていた。
少し冷たい風が頬にあたり、髪がなびく。
終わったんだな…。
次は倉持に返事をしないと。
今日じゃなくて、明日でいいかな？
今日はもう疲れたな…。
色々と考えていると、ガチャっとドアが開き誰かが入ってきた。
振り返って見てみると…
貴「倉持？どうしてここに？」
倉「池野が屋上に居ると思ってな」
貴「よく、ここだってわかったね？」
倉「お前の事、たくさん知ってるからなーw」
貴「理由になってないからw」
私は自然と笑みがこぼれ、温かい気持ちになった。
まぁ、屋上は風が気持ち良くて好きだけどさ。
すると倉持は私の横に来た。
貴「…協力してくれて、ありがとね」
倉「別に」
貴「やっと終わったよ。これで私も次に進めるよ」
私も一也に依存みたいのしてたから
私と一也にとって、良い終わり方だと思う。
一也と香菜ちゃんはこれから付き合うことになるだろう。
直接話して『おめでとう』は言えないけど、心の中で祝福するよ。
倉「まだ終わってねーだろ？」
貴「え…？」
倉「池野。お前は御幸に気持ちを伝えないで終わっていいのか？」
貴「でも…」
倉「悪役でも、最後は正々堂々戦うだろ？」
正々堂々、か…。
確かにそうかも。
倉「気持ち伝えないと、後悔するぞ？」
貴「…それもそうだね。一也に私の気持ち伝えるよ」
倉「よく言った」
倉持はニヤッと笑い、頭をくしゃと撫ででくれた。
そのとき、またガチャっと勢い良くドアが開いた。
御「A！！」
貴「一也…？」
何でここに…？
香菜ちゃんは…？
倉「池野、頑張れよ」
倉持はそれだけ言うと、空気を読み屋上から出て行った。
そして、屋上には私と一也二人っきりに。
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るな - 何度も見ちゃいました。凄く泣けるし、面白いし、この作品凄く大好きです！ (2015年3月4日 15時) (
レス) id: 89438c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 何度も見ちゃう！そして感動！ (2015年2月10日 18時) (レス) id: 8d66b50b66 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - ★アリス☆┗┃∵┃┓さん» コメントありがとうございます！！感動してもらえるなんて嬉しいです(oﾟ▽ﾟ)書いたかいがあります笑！わ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - しゅな(?´ ? ` )ﾉさん» 嬉しいお言葉ですー！こちらこそ、ありがとうございますです(*T▽T*)コメント、あざっした！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - soraさん» そう言ってもらえる小説を書けて、嬉しいです(*T▽T*)私なりに頑張ります！コメント、ありがとうございましたッ！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○ | 作成日時：2014年10月11日 21時
