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◇貴方side◇
貴「ちゃんと一人で来たんだ。えらいね?」
松「…当たり前じゃないですか」
約束通り、放課後に一人で体育倉庫に来てくれた香菜ちゃん。
これでもし、一也も一緒に来たら
計画が失敗に終わるところだったからよかった。
貴「香菜ちゃんさぁー…私が言いたいこと、わかるよね?」
松「まぁ、大体は…」
貴「それなら話は早いわ」
私は事前に隠し用意していた冷水が入ったバケツを持ち、
香菜ちゃんに頭から水をぶっかけた。
松「え…?」
貴「少し頭でも冷やしな」
そして次はビショビショに濡れた香菜ちゃんを体育倉庫の中に押した。
すると、香菜ちゃんは見事に倒れ込み私を睨んでくる。
貴「香菜ちゃん、_________」
松「先輩…?」
私は体育倉庫の戸を閉め、鍵をかけた。
香菜ちゃんを体育倉庫に閉じ込めたのだ。
松「開けてください!!池野先輩!!」
香菜ちゃんは戸を叩いて、必死に声を上げていた。
松「最後に言ったあの言葉!どういう意味ですか!?」
そのままの意味だよ。
一也が香菜ちゃんに出会えてよかった。
きっと私と居ても一也が変わることはなく、最低な人のままだから。
香菜ちゃんに酷いことして、ごめんね。
でも、こうでしないと香菜ちゃん素直にならないよね?
私は溢れ出そうになる涙を止め、前を向いて歩く。
これで、悪役は終わり。
倉持、あとは頼んだよ?
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るな - 何度も見ちゃいました。凄く泣けるし、面白いし、この作品凄く大好きです! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 89438c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 何度も見ちゃう!そして感動! (2015年2月10日 18時) (レス) id: 8d66b50b66 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - ★アリス☆┗┃∵┃┓さん» コメントありがとうございます!!感動してもらえるなんて嬉しいです(o゚▽゚)書いたかいがあります笑!わ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - しゅな(?´ ? ` )ノさん» 嬉しいお言葉ですー!こちらこそ、ありがとうございますです(*T▽T*)コメント、あざっした!! (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - soraさん» そう言ってもらえる小説を書けて、嬉しいです(*T▽T*)私なりに頑張ります!コメント、ありがとうございましたッ!! (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:○ | 作成日時:2014年10月11日 21時