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◇貴方side◇
不安が消えない。
昼休みが終わったあと、
私は倉持と別れて、すぐ一也のもとに行った。
一也は一年の廊下にいて、丁度香菜ちゃんと別れたところみたいだ。
貴「一也!」
御「A、どうした?」
貴「授業サボらない?」
御「そうだな…」
◇
授業をサボり、いつもの資料室に行った。
貴「一也…」
資料室に入るなり、私は一也に抱き着いた。
御「どうした?倉持に何かされたか?」
一也も私がいつもと違うこと気がついたみたいだ。
貴「倉持は優しい奴だよ」
御「じゃあ、他に何かあったのか?」
一也は性格悪いように見えるけど、
本当は倉持と同じくらい優しくていい人だから
心配してくれてる。
でもね、私は最低な女みたい。
貴「…一也、キスして」
そう言うと、一也の顔が近づいてくる。
私はそっと目を閉じ、一也の唇を待った。
が、なかなかキスしてくれないから不思議に思い目を開けて見た。
一也の表情はポーカーフェイスを装っているが、
悲しそうな顔をしているのがわかった。
御「…悪い。今、そんな気分じゃねーわ」
貴「そっか、ごめん」
初めて一也にキスを拒否られた驚きとショックと当時に、
私まで悲しくなった。
私のこと拒否するってことは
香菜ちゃんのこと好きになったからだよね?
そっか…。
そして、
一也がこんな悲しそうな顔をしているのは私のせいだ。
私が一也とこんなことをしているから…。
私には香菜ちゃんみたいに
一也を笑顔をしてあげることが出来ないんだ…。
一也の悲しい顔なんて見たくない。
お願いだから、笑って。
一也のために私、
香菜ちゃんとの恋応援するからさ…
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るな - 何度も見ちゃいました。凄く泣けるし、面白いし、この作品凄く大好きです! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 89438c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 何度も見ちゃう!そして感動! (2015年2月10日 18時) (レス) id: 8d66b50b66 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - ★アリス☆┗┃∵┃┓さん» コメントありがとうございます!!感動してもらえるなんて嬉しいです(o゚▽゚)書いたかいがあります笑!わ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - しゅな(?´ ? ` )ノさん» 嬉しいお言葉ですー!こちらこそ、ありがとうございますです(*T▽T*)コメント、あざっした!! (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - soraさん» そう言ってもらえる小説を書けて、嬉しいです(*T▽T*)私なりに頑張ります!コメント、ありがとうございましたッ!! (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:○ | 作成日時:2014年10月11日 21時