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◇御幸side◇
昼休み、
俺は約束した中庭に向かう。
香菜ちゃんって暴力的だから、きっと料理苦手だろうなーw
中庭に着くと春風が心地良く吹いており、
香菜ちゃんは既にいた。
御「香菜ちゃん♪弁当作ってきた？」
松「もちろんですよ！」
そう言うと、香菜ちゃんはカバンから弁当を取り出した。
俺はお礼を言い受け取り、二人でベンチに並んで座った。
御「いただきまーす」
松「どうぞ…」
弁当箱の蓋を開けた瞬間、中から異臭がした。
しかも、弁当の中の食べ物はほとんど黒かった。
御「…香菜ちゃん、これは何？」
松「アスパラのベーコン巻きです」
適当に一つ、箸で持ち上げて聞いてみると、
普通の食べ物の名が返ってくる。
見た目はアスパラのベーコン巻きではないけどな…w
とりあえず、食べてみるか…と俺はそれを口に入れた。
御「…うん、苦い」
焦げの味がする。
かろうじて、少しベーコンとアスパラの味がするくらい。
不味い…かな。
松「あー、やっぱり苦いですか…」
御「もう、びっくりするくらいw」
香菜ちゃんは肩を下げ、落ち込んだ様子だ。
そして、私料理苦手なんですよ…と言う。
まぁ、予想出来たけどなw
御「作ってくれただけでも嬉しいぜ」
俺が笑いかけると、また申し訳なさそうな顔をした。
松「すみません…」
御「大丈夫だって。ほら、この玉子焼きうまそーじゃん？」
かろうじて、あまり焦げていない玉子焼きを箸で持ち、フォローする。
そして、玉子焼きもパクッと食べてみる。
御「うまっ！」
松「お世辞なんていいですよ…」
御「本当に！」
玉子焼きの見た目はあまり良くなかったが、食べてみると意外と美味しかった。
味付けも砂糖を入れて甘くなっていて、優しい味がする。
御「本当に美味いよ！」
松「本当ですか？」
御「ああ！」
松「よかったー」
香菜ちゃんは今までの笑顔とは違う、
安心したように心から笑った。
俺はその笑顔を見ていると、
何故か胸がくすぐったい感じがする。
何だこれ？
松「どうかしました？」
御「いや…なんか甘いなって…」
松「なんですか、それ？」
この甘さは玉子焼きの甘さだよな…？
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るな - 何度も見ちゃいました。凄く泣けるし、面白いし、この作品凄く大好きです！ (2015年3月4日 15時) (
レス) id: 89438c4b0f (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 何度も見ちゃう！そして感動！ (2015年2月10日 18時) (レス) id: 8d66b50b66 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - ★アリス☆┗┃∵┃┓さん» コメントありがとうございます！！感動してもらえるなんて嬉しいです(oﾟ▽ﾟ)書いたかいがあります笑！わ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - しゅな(?´ ? ` )ﾉさん» 嬉しいお言葉ですー！こちらこそ、ありがとうございますです(*T▽T*)コメント、あざっした！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
栗原(プロフ) - soraさん» そう言ってもらえる小説を書けて、嬉しいです(*T▽T*)私なりに頑張ります！コメント、ありがとうございましたッ！！ (2015年2月7日 19時) (レス) id: de61b7daa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○ | 作成日時：2014年10月11日 21時
