天女ちゃんのハーレム大作戦(10) ページ4
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よくわからないけれど、とりあえずみに行ってみることにします。
なるべく急ぎ足で声のする方へと向かう。
立花さんがギターを持っていた。
潮江さんがその場を離れようとすると、立花さんはギターで潮江さんに殴りかかった。
「あっぶねぇ!何すんだ!」
「聞いていけ、文次郎!」
「無視かよ!あとなんでだよ!」
「一人で弾くのは寂しいだろ!」
「知るかバカタレ!!!!」
潮江さんの言葉をスルーしてギターの前奏が始まる。
あれ、この曲聞いたことがあります。
「歌います。「君の瞳に一発ノックアウト」」
「お前やばいな」
なぜか嬉しそうに今一番聞きたくなかった曲名を言った立花さんを本気で心配する顔をした潮江さん。
じゃんじゃんじゃかじゃん。
ふとギターを弾いていた立花さんの手が止まる。
「なんてな!!そんなおかしな歌うたうか」
「えぇ…」
潮江さんは困惑している。
潮江さんが私に気づいて「こっちこい」と私を呼ぶ。
なんかいろいろめんどくさそうだから行きたくなかったけど行く。
幽霊は楽しそうに私についてきた。
ーーー立花くんだあ、かっこいい〜!!
と嬉しそう。立花さんのお知り合いなのでしょうか。
というより今の立花さん最高に格好良くないと思うんですけど私だけなんでしょうか。
「私がおかしいのは悪霊の仕業だ。悪霊に私が正気だと気づかれないために、おかしくなったふりをしていた」
立花さんが早口で語る。
「え、そうだったの?正直に言っていいぞ?
むしろもう正直に言った方が恥ずかしくないぞ?」
潮江さんが立花さんを見つめる。
顔を両手で覆う立花さん。
「というのは嘘でさっきまで普通に取り憑かれてましたー!」
立花さん正直!!!
そのまま木に縄をくくりつけ台に登り始める立花さん。首に縄を当てる。
「はいさようなら!」
「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!」
潮江さんが必死に立花さんを抑える。
立花さんは最近ひどい目にしかあってないから疲れてるんですね…
幽霊の方を見て小声で言う。
『立花さんに取り憑いてましたよね』
「取り憑いてたけど?」
悪びれる様子もない幽霊。
「ねぇ、次は伊作くんに会いたい!伊作くんのところ行こう!!」
幽霊はどんどん先に進んでしまう。
「おい!俺と仙蔵だけにするな!」と叫ぶ潮江さんにごめんなさいをしてから幽霊を追いかけた。
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小桜(プロフ) - 凄く楽しんで読ませて貰いました! 普段見ない夢主ちゃん設定だったけど、それがとても面白くて、一気に読んでしまいました。夢主ちゃんにはエールを送りたいです! (2022年10月18日 17時) (レス) @page20 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ - 受験生!!!!????頑張ってください!!!!!! (2019年10月31日 11時) (レス) id: e19c10af58 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(//∇//)伊作やぁー(/▽\)♪キールさんありがとうございます!あ、でも薬は嫌いなので飲みたくないなぁ、、、(´・ω・`)伊作ぅ、飲まなきゃだめ?と、留三郎助けて!飲みたくないぞ!飲まないぞ私はぁ!!! (2019年9月3日 19時) (レス) id: 9fd3426ca3 (このIDを非表示/違反報告)
一菜 - 受験生かぁ!そうか、勉強かぁ…(遠い目)痛いのは嫌なのでやめます!(。-ω-。)ノ ・゚゚・。ナイフポイッ 「今は元気だってばー!今日は祭りだから寝込んでられないし!!全力で楽しむ!!雷蔵も心配してくれてありがと"(ノ*>∀<)ノ」 (2019年9月3日 14時) (レス) id: 6fc9187fa6 (このIDを非表示/違反報告)
キール(プロフ) - リリーさん» リリーさん…女神様…ありがとうございます(死亡)夏風邪だと!伊作くん、治療をしてくれ!! 伊作「え!?大好き…ありがとう、嬉しいな…とりあえず、水分補給と落ち着いたらこの薬を飲んで。少しこので休んで行くといいよ…留三郎よんでくるね、(にこ)」 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 5aaf045f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キール | 作成日時:2019年1月7日 20時