探し物はなんですか ページ12
、
灰色の髪の毛はくるくるしている。
くるくるくるくるしていて、三つ編みかと思ったら三つ編みよりくるくるしていた。
どうやって結んだんでしょうか…。
「四年生の教室が見当たらなくってさ。
…君は新しいくノ一?」
教室が見当たらない?
その言葉を不思議に思ったけど、つまりは迷子ということでしょうか。
くノ一じゃないけど何者か説明するとややこしくなる気がしたのでここはくノ一ということにしておいた。
「綾部喜八郎っていうんだ、よろしく」
『綾部さんですね、No.007Aです。よろしくお願いします!』
「なんばーぜろぜろななA?
ま、いっか。」
ナンバーについてつっこまれはしなかった。
しかしここで問題が発生してしまう。
私も四年生の教室なんてわからない!
というより私はひきこもっていた(伊作さんにだしてもらえなかったから)四年生は勿論、六年生と五年生の教室の場所さえしらない!
というか教室ってなに!
「?こっちなの?」
綾部さんがくびをこてんと傾げる。
ソウダヨ、と返すとそのまま歩みを進めます。
どうするどうする。
そのまま特になにも解決策は見当たらないまま、気がつけば私は、先程天女に案内された小さな小屋の前までたどり着いてしまった。
思いっきり「立ち入り禁止」とかかれている。
「ああ、やっぱりここだよね?」
『…?』
恐る恐る綾部さんをみると、よくわからないことを言った。やっぱり?
そして扉を綾部さんは開けようとした。
『開かないように釘で打ち付けてあるんです』
さっき天女に言われた言葉をそのまま伝えると、綾部さんの眉毛が不満げに歪められた。
なんで?と言いたそうな顔である。
それは私も知りません。
「しょうがない」
綾部さんがはあ、と息を吐き出す。
そのまま小屋の横に立てかけてあった縦長の何かを手に取ると後ろへ数歩下がる。
『あの、何を』
嫌な予感がして私が止めるよりはやく。
「力ずくで開けよう」
扉めがけて綾部さんは何かを振り下ろした。
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小桜(プロフ) - 凄く楽しんで読ませて貰いました! 普段見ない夢主ちゃん設定だったけど、それがとても面白くて、一気に読んでしまいました。夢主ちゃんにはエールを送りたいです! (2022年10月18日 17時) (レス) @page20 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ - 受験生!!!!????頑張ってください!!!!!! (2019年10月31日 11時) (レス) id: e19c10af58 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(//∇//)伊作やぁー(/▽\)♪キールさんありがとうございます!あ、でも薬は嫌いなので飲みたくないなぁ、、、(´・ω・`)伊作ぅ、飲まなきゃだめ?と、留三郎助けて!飲みたくないぞ!飲まないぞ私はぁ!!! (2019年9月3日 19時) (レス) id: 9fd3426ca3 (このIDを非表示/違反報告)
一菜 - 受験生かぁ!そうか、勉強かぁ…(遠い目)痛いのは嫌なのでやめます!(。-ω-。)ノ ・゚゚・。ナイフポイッ 「今は元気だってばー!今日は祭りだから寝込んでられないし!!全力で楽しむ!!雷蔵も心配してくれてありがと"(ノ*>∀<)ノ」 (2019年9月3日 14時) (レス) id: 6fc9187fa6 (このIDを非表示/違反報告)
キール(プロフ) - リリーさん» リリーさん…女神様…ありがとうございます(死亡)夏風邪だと!伊作くん、治療をしてくれ!! 伊作「え!?大好き…ありがとう、嬉しいな…とりあえず、水分補給と落ち着いたらこの薬を飲んで。少しこので休んで行くといいよ…留三郎よんでくるね、(にこ)」 (2019年8月27日 12時) (レス) id: 5aaf045f92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キール | 作成日時:2019年1月7日 20時