ハリーポッターと黒の男2 (ページ2)

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第28不満たらたらページ2

アンブリッチがホグワーツにやって来て一週間立つ。

回りの生徒からのブーイングな声があがる。

だが彼女は一切お構い無しのようだ。

とうとう生徒達は俺に何とかしてくれと、頼み込んできたが今の立場ではどうしょうもない。

時が来れば解決してくれる。

「それにしても退屈だ。」

アンブリッチがホグワーツに来たせいで、俺の仕事が減った。

アンブリッチは対して優秀ではない。スネイプが作った偽真実薬でさえ見抜けなかったのだから、少し偵察しに行くか。

自室からでるといつも以上に殺気立ったミネルバの姿がみえる、無理もないな。

「あら、暇そうで」

皮肉たっぷりの甲高い声が俺の耳を貫く。話しかけて来た相手はアンブリッチ。

「図に乗るな」

殺気を込めて睨むと知らん顔してその場を去っていく、恐らくスリザリンの寮に行くな。

ふとハリーポッターの姿が見えた。後ろから何となくついていくと、とある部屋に入った。

そういえばダンブルドア軍団作ったんだけな、面白そうだし俺も混じってみるか。

必要な時に現れる部屋

なにもないただの壁に扉が浮かび上がる。扉の先を進むと皆驚いた顔で俺を見た。

凍りついた空気の中、ハーマイオニー・グレンジャーが呟くように口をひらいた。

「あの…えっと、これは…」

戸惑っているハーマイオニーに対して俺はため息をついた。

「俺がアンブリッチの仲間だと思うか？」

数秒間が空く、それと同時に、次の瞬間何故か歓声があがった。

おいおい、今までアンブリッチの仲間って思われていたのか！？