第27執事焦る ページ1
「調子はどうだ?」
主人公の低い声が無機質な部屋に響く。
ここはホグワーツ魔法魔術学校。場所は自室、校長室のさらに奥の部屋。時は放課後、主人公はとある真実を知りたくて、ホグワーツを陣取っている。
「もう最高ですね(ニコッ」
目を細めて愛想笑いをする執事ことビジュナル
真っ白な髪をいじりながら彼は俺を見る。
「そろそろ主人公様の元に戻らせて頂きたいのですが…」
書類を書いている手をとめると俺は少し悩んだ。そろそろ解放してやるか。
「そうだな。戻っていいぞ」
俺の言葉にホッとする執事。ことの発端は数日前。ドロレース・アンブリッチ、真っピンクなおばさんがホグワーツにやって来た。
彼女は権力大好きおばさん、ホグワーツを乗っ取ろうとやって来たのだ。ホグワーツの裏の支配者である俺、俺とアルバスを校長の座から追い出そうとしている真っ最中だ。
ため息をついたあと書類に目を通す。
すると、とある文に目を奪われた。
・闇の魔術に対する防衛術の教授にドロレースアンブリッチを「任命」する。
流石に大臣の命令を無視するわけにはいかないな…。
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作者名:黒月 | 作成日時:2017年3月23日 20時