流星群 7 ページ9
ななside
『うーん…。迷った。』
最悪だ。面白そうだと思い本部にきたは言いものの中の構造全く知らないの忘れてた。
『(つか、廊下なが……)』
真っ白で長い廊下には人っ子一人見つからない。
壁に背を預けてズルズルと座り込む。
『兄さんに連絡してから来ればよかった…。』
何分くらい座り込んでいただろうか。突然聞きなれた声が聞こえてきた。
碧「あれ、なな?何してるんだ?」
バッと顔を上げると慶くんと肩を組んで歩く兄さんと知らない人がいた。
『にいさ……っ!!?』
知らない人が居るのに気づいた私はものすごいスピードで兄さんの後に隠れる。
太「相変わらず知らない人見ると隠れるなぁ。」
慶くんがわしゃわしゃ髪を撫でてくる。
『うるさい。苦手なんだから仕方ないじゃん。』
碧「ななもボーダー入るなら慣れなきゃダメだぞー?」
兄さんも私の方を向き困ったように言う。
私は人見知りをしてしまうのだ。慣れた人だとそうでも無いのだが、知らない人には必ず子の対応をしてしまう。
?「誰っすか?その子」
兄さん達に向けていた顔を上げ、改めて隠れる原因になった人を見た。
『…………!』
この人…!
碧「あぁ、出水。この子が俺の妹だよ。この前話しただろ?流星群が見たいとかでボーダーに入るの決めた話。」
出水と呼ばれた金髪の男の人はふーんと言いながら私の方を向く。
出「出水公平17歳。気軽に公平でいいぞ。」
『星宮、なな、16歳です。公平先輩よろしくお願いします。』
挨拶を交わしながら私は別のことを考えていた。
出「流星群が見たいからボーダー入りるって言い出したみたいだけどどういうことなんだ??」
公平先輩は怪訝そうな顔をしながら聞いてくる。
太「おい、その話は何度聴いても答えてくれなかったって碧が言ってただろ!」
出「まぁ、そうなんすけど……」
兄さんはなんてことをこの人たちに言ってしまっているのだ。私は兄さんの服の裾をギュッと握った。
『とある日に……。』
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なお(プロフ) - ぱるめさん» お褒めの言葉ありがとうございます!頑張ります! (2021年2月7日 18時) (レス) id: 821eca1f8f (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめ(プロフ) - 面白いです...!更新頑張ってください! (2021年2月7日 18時) (レス) id: 00c6cc4543 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - コクーンさん» 分かります!射手って顔がいい人多いですよね…。夢主ちゃんがどうなるか楽しみに待っててくださると嬉しいです! (2021年2月3日 15時) (レス) id: 821eca1f8f (このIDを非表示/違反報告)
コクーン(プロフ) - 射手ってなんか強い美男美女多くないですか?(笑)那須さん、二宮さん、加古さんなどなどこの子がこの先どんな感じになるのか楽しみです (2021年1月31日 19時) (レス) id: 00d891b1c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なお | 作成日時:2021年1月29日 15時