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流星群 26 ページ28

ななside

出「じゃ、また放課後にな。」


『はい。』


米「お利口にして待ってろよー!」

先輩たちは1人ずつくしゃくしゃと私の頭を撫でて教室に帰っていく。


ご飯を食べたあと、2人は私の事を教室まで送ってくれた。


2人の背中が見えなくなってから私は教室に入る。






それが間違いだった……。



「ねね!星宮さんって出水先輩、米屋先輩と知り合いなの!?」



「どうしてどうして!?あ、星宮さんもボーダーとか??!」




「どこにいってたの??!」



囲まれた。クラスの女子に。




『知り合いというかなんというか……。』



待ってよ。人が多いの苦手なんだって……。



?「はい、そこまで。星宮さん困ってるよ。」



救世主だ!と思い顔を上げると



クラスメイト1「と、時枝くん…!」



時「ほら、授業始まるし席につこ?」


時枝くんの一言でみんな席に戻っていく。


助かった…。



時「星宮さん大丈夫??」


時枝くんが私のところにきて、聞いてくる。

クラスメイトだから隠れるほどではないが少し緊張してしまう。



『う、うん。大丈夫…。時枝くんありがとう。』


私がそう言うと時枝くんは目を見開く。



時「名前知っててくれたんだ。」


え、名前すら覚えてないクソ野郎だと思われてたの?クラスの子の名前くらい覚えますー!


私の心の声が聞こえたのかハッとなる時枝くん。


時「あ、悪い意味じゃなくて星宮さんあまり学校に来てなかったからさ。」


あぁ、そういう事か。



『進級した時に一応みんなの名前は覚えたよ。時枝充くん。』


時「へー…。星宮さんは記憶力がいいんだね。星宮さんさえ良ければ充って呼んでよ。」


いきなりの申し出にびっくりしたが断る理由はない。


『わかった。よろしく充くん。』



時「うん。よろしくね、ななちゃん。」



『へ??』


いきなり名前を呼ばれたことに驚いているとダメだった?と心配そうに聞いてくる。



『あ、うんん。大丈夫。』


私がそう答えると充くんはホッとしたようだった。



時「そろそろ授業始まるし席に戻ろっか。」



頷き私も自分の席に戻る。




退屈な午後の授業が始まった。

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なお(プロフ) - ぱるめさん» お褒めの言葉ありがとうございます!頑張ります! (2021年2月7日 18時) (レス) id: 821eca1f8f (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめ(プロフ) - 面白いです...!更新頑張ってください! (2021年2月7日 18時) (レス) id: 00c6cc4543 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - コクーンさん» 分かります!射手って顔がいい人多いですよね…。夢主ちゃんがどうなるか楽しみに待っててくださると嬉しいです! (2021年2月3日 15時) (レス) id: 821eca1f8f (このIDを非表示/違反報告)
コクーン(プロフ) - 射手ってなんか強い美男美女多くないですか?(笑)那須さん、二宮さん、加古さんなどなどこの子がこの先どんな感じになるのか楽しみです (2021年1月31日 19時) (レス) id: 00d891b1c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なお | 作成日時:2021年1月29日 15時

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