流星群

流星群 25 ページ27

出水side



『まぁ、現に今こうやって生きてますし。死にはしませんよ。足りる足りないというか食べるの面倒臭いんですよね。』


主に咀嚼するのが、と付け加える。


いや、なんというか……


『…………なんですか。』



ガチ引きしてる俺らをジトッと見てくる。



米｢いや、咀嚼が面倒臭いとか初めて聞いたぞ。お前ほんとに人間か？｣



珍しく米屋が本気で心配をしている。かく言う俺も心配している。


出｢お母さん心配だぞ…。｣



『失礼な…。』


ななは心外だ、と言いたそうな顔をしながらお弁当を食べる。


その後は碧さんが太刀川と並ぶ戦闘狂な話などくだらない話をして過ごした。


出｢そろそろチャイムなるな。｣


スマホで時間を確認して2人に告げる。




出｢あ、そうだ。明日からも俺らが任務がない時はここで食べるから昼になったら来いよ。｣




『分かりました。けど、先輩たちが任務の時はどうやって知ればいいんですか？』


ななはコテンと首を傾げながら聞いてくる。



出｢あ、確かに。スマホ貸して。｣


スマホを受け取りポチポチと弄る。



出｢それ、俺のlineな。なんかあったらそれで連絡するから。｣





『分かりました。』


スマホをぎゅっと握り頷いた。



出｢てか、お前ほんとに友達居ないのな…。lineに追加されてる人が碧さん、太刀川さん、迅さん、忍田本部長って……。｣


連絡手段として俺のlineを追加してやった時に見えたのだ。と仲良いはずの京介のLINEすらなかった。


『別にいいじゃないですか。』

ななはぷいっとそっぽを向く。何だ、こいつはそっぽ向くの好きなのか？


朝もそうだったなーとか考えながら屋上をでる。

横を歩くななをちらっと見ると俺のlineを見ながら微笑んでいた。




少し可愛いな、なんて思ったのは内緒にしておこう。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

米屋空気じゃん()



皆様、お気に入り登録ありがとうございます！

良ければ高評価もよろしくお願いします！！

流星群 26→←流星群 24

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す