流星群

流星群 23 ページ25

ななside

『まぁ、現に今こうやって生きてますし。死にはしませんよ。足りる足りないというか食べるの面倒臭いんですよね。』


主に咀嚼するのが、と付け加える。


『…………なんですか。』



2人は明らかに引いてる顔をしている。


米｢いや、咀嚼が面倒臭いとか初めて聞いたぞ。お前ほんとに人間か？｣


出｢お母さん心配だぞ…。｣


『失礼な…。』


面倒臭いものは面倒臭い。仕方ないじゃないか。てか、先輩はお母さんじゃないし



その後もたわいのない話をして昼休みを過ごす。



出｢そろそろチャイムなるな。｣


公平先輩の声でみんなが片付けを始める。


出｢あ、そうだ。明日からも俺らが任務がない時はここで食べるから昼になったら来いよ。｣




『分かりました。けど、先輩たちが任務の時はどうやって知ればいいんですか？』


出｢あ、確かに。スマホ貸して。｣


公平先輩はパッと私からスマホをとり、ポチポチといじり始めた。




ほい、と返された画面には｢公平｣の文字が。




出｢それ、俺のlineな。なんかあったらそれで連絡するから。｣



『分かりました。』


スマホをぎゅっと握る。

出｢てか、お前ほんとに友達居ないのな…。lineに追加されてる人が碧さん、太刀川さん、迅さん、忍田本部長って……。｣


哀れみの目をむける公平先輩。


『別にいいじゃないですか。』


私はそっと画面に写った先輩のlineを見た。


兄さんたち以外で初めて交換したline。







少し嬉しかったのは内緒にしとこう。

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