流星群

流星群 22 ページ24

ななside

あの後先生に来ていることを驚かれたり、来てない間に配られたプリントを一気に渡されたりと散々だった。


今はお昼休憩。普通に教室で食べる。









予定だった。





出｢おい！俺のウィンナーたべるな！｣



米｢もう食べたもんねー。｣




どうしてこうなった。




『なんで私は先輩方と屋上でご飯を食べてるんですか。』



出｢俺らが連れてきたからだろ？｣



『そういう事じゃなくてですね…。』


そう。私は昼休みのチャイムがなるや否や教室に現れた出水先輩によって屋上に連れてこられた。


拉致だよ。拉致。



米｢お友達の居ないななへの俺らなりの配慮だよ。ありがたく受け取れ。｣


『まぁ、別に約束してた子もいませんしいいですけど。』


私は諦め、お弁当箱を開ける。


出｢え、少なくね……？｣


『先輩からしたらそうかもですね。』


私のお弁当箱は幼稚園生が持ってそうなサイズ。育ちざかり食べ盛りの公平先輩からしたらありえないサイズだろう。


出｢お前そんなんで死な ないわけ？てか、足りるの？｣

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