流星群

流星群 13 ページ15

出水side


出｢そんな拗ねんなってー。｣


ソファに不貞腐れた顔をしながら座っているななの頭を撫でる。


『シールドすら使わせられなかった……。』


俺との手合わせが終わってからずっとこの調子だ。


太｢トリガー使い慣れてないのに出水の片腕取ったんだ。｣

碧｢そうだぞ。｣


碧さんがウンウンと頷く。それでもななは納得してないみたいだ。


『うー…。柚宇先輩。ネイバー出してもらってもいいですか？』

国｢いいよー。｣

スクっと立ち上がり訓練室に向かうなな。

訓練室に入ったのを確認して太刀川さんが口を開く。


太｢お前から見てあいつの戦い方どう見えた。｣

いつもの雰囲気とは違い真面目な顔だ

出｢正直に言って磨けば光りますね。初めこそ何もできてなかったですけど最後の1本は本気で俺を倒すために頭を使ってました。｣



太｢流石俺の妹だ。｣


碧｢ちょっと！？俺のなんですけど！？｣


ギャーギャー言い出す2人。


太｢早く一緒に戦いたいな。｣


碧｢そうだな。｣


2人は訓練室にいるななを見て愛おしそうに言う。

なんだかんだ大切にしてるのがひしひしと伝わってくる。


そんな二人を見て入隊式の2週間しっかり訓練しようと思った。

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