流星群

流星群 9 ページ11

出水side


『とある日に兄さんが見ていたランク戦の動画をみしてもらったんです。』

ななは一旦そこで言葉を切った。次を言うのを躊躇ってるように見えた。

『そ、そこで流星群を見つけました。』


太｢どういうことだ？？？｣

理解出来てない様子の太刀川さん。そういう俺も理解出来てない。
ななは恥ずかしいのか顔を下に向け続けた。


『キューブが真っ暗の中相手に向かって飛んでくのが流星群見たいで。ボーダーに入ったらまた見れるかも知れないっておもったから…。』


碧｢飛んでくってことはその人は射手か。｣

出｢その射手の人に会いたくて来たってことか。｣

その言葉にななは顔をぶわぁっと赤くした。え、なんで？？？？


太刀川さんがニヤッと笑った。


太｢お前、その流星群とやらをやってたやつこいつだろ。｣

え？？？？俺？？

驚いてななの方を見ると赤かった顔がさらに赤くなっていた。


『慶くん！わかったとしても言わなくていいじゃん！！！』

ポカポカと太刀川さんを殴るなな。小動物みたいだな()

碧｢まじか…。あれだけ誘っても入らなかったのに……。出水が……。｣


碧さんはショックなのかブツブツと呟いている。


出｢なな、流星群みる？｣

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