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特に行く所もなかったので街をぶらっと歩いたりカフェで一息ついたり。気づいたら日が暮れていて家に帰ろうと歩き出した。でも、帰り道の浜辺座った。酷いこと、言ってもうたなぁ…
「あれ、坂田くん？」
坂「あ 、梨依(りえ) 。」
一人考えていると幼馴染みの梨依が声をかけ、“どうしたの？”なんて言いながら隣に座った。隣に居るのがAだったらなぁ、なんて失礼なことを思いながらも全てを話した。
坂「どう思う … ？」
梨「んー…坂田くん、ちょっと離れたら？今、冬休み中だから冬休み中は会わないみたいな。」
坂「せやな … 」
梨「変わるかもよ？」
坂「 … やる 。」
こうして、冬休み中は会わないと決めた。これで少しでも変わるなら、デートとかもっと行けるなら、ええ。ちょっと我慢すればいいんだから、なんて言い聞かせて立ち上がった。“ばいばい”と手を振る梨依に振り返す。
『はぁっ … はぁ … 』
まずい。息を切らしながら走り回るAが見えた。また涙が込み上げてくる。徐々に近づいてくる。だめ、なんて思っても足は全然動かない。“もう会わないと言え”そう命令されているみたいだ。
『さ、かたんっ … ！！』
坂「あ 、… 」
『さかたん 、ごめんね … 』
坂「冬休み中は 、もう会わん 。」
『えっ ？』
坂「ちょっと距離置きたいねん 。」
『いや 、だ … 』
坂「っ … またな 、A 。」
彼女の傷ついた顔を見るとぎゅ、と胸が痛くなる。そして泣き出すAを抱きしめて“ごめんな … ”そう呟いて後ろを向く。歩き出したとき、Aが叫んだ。
『私がっ ！！毎日行くからっ … ！！ちゃんと好きだからっ 、 … 』
また涙が溢れてきた。
俺も好きやで …
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akane_ozora - 初コメでクソ図々しいですが、この作品もなのさんも大好きです。これからも気分転換にちょくちょく来ます。 (2020年10月25日 23時) (
レス) id: f8880d9a40 (このIDを非表示/違反報告)
乘肄 - お気に入り登録したいけど非ログだからかできない… (2020年5月25日 17時) (レス) id: 07acb83777 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあり - 初コメ失礼します…リクいいですか？うらたさんの嫉妬が見たいです…いつも楽しく(ニヤニヤ)しながら見てますwこれからも頑張ってください！ (2020年4月1日 10時) (レス) id: 453ce3b25a (このIDを非表示/違反報告)
リム - これからも頑張ってください (2020年3月31日 11時) (レス) id: 4989ac28a9 (このIDを非表示/違反報告)
リム - めっちゃ面白いです(*´ω｀*) (2020年3月31日 11時) (レス) id: 4989ac28a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2019年1月24日 19時
