パパ活始めました。

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主side


やべ、殴られる。
そう思い、目を閉じたけど何も衝撃が来ない、、。
ぎゃくに、体がぐいっと後ろに行き誰かに抱きしめられているようにも感じた。

え、なに、もしかして時間止まった？とかそんなこと考えて目を開けるとそこには相手の腕を掴んでいる竜胆さんがいた。

、、、、え、なんでこんなとこにいんの？？
それと同時に私のお腹には竜胆さんの腕が絡み合っていた。

もしかして、私竜胆さんに抱きしめられてる的な？


竜「てめぇ、誰に手出してんだ？」


やっと、竜胆さんの声が聞こえたと思ったがその発した声がいつもよりも低すぎて驚いてしまった。

相手の男の顔なんか怯えてるしね、酔い冷めたかな？？


「え、あ、いや、」

竜「この子に手出してぇんじゃねぇよ、殺すぞ」

「おい、やべぇって、」

竜「あ？？」

「す、すいませんでした、、！！」


そういった後その男二人はそのまま店を出ていった。


竜「俺じゃなくてAに謝れよ、ったく、、」


す、凄い雄みを感じた、、。
いや、そうじゃなくて、


『あ、あの、』

竜「ん？」

『その、まず、えっと、離れてくれると、嬉しいかなぁって、、』

竜「、、え、ァ、わ、悪いっ！」

『い、いや、、』


別に竜胆さんが悪い訳では無い、しかしである。
さすがにこのままくっ付いているのは色々と恥ずかしい。
あと、竜胆さんの声が真上にあっていつもよりも近く感じてしまうのも恥ずかしさの原因ともいえる。

私がそういった後、竜胆さんは少しぎこちなく離れた。


『その本当にありがとうございました。きっと、竜胆さんがいなかったら私はボコボコでした。ほんとになんてお礼を言えばいいのか』

竜胆「いや、そんな気にすなよ。ぶっちゃけ、殴られそうになった時相手殺そうかと思うくらいムカついたけどAに何も無くてよかった」


いや、そこまで？？？？
なかなか物騒で笑ってしまった。

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