【銀魂】局長の妹は江戸のマドンナなり

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12月24日


仕事から帰ってきて、まずは食堂に大量のお菓子を置く

"サンタより"と手紙もつけておいた


可愛らしい事に、彼らは今だにサンタを信じている








まずはお兄ちゃんの部屋にプレゼントを置きに



中に入ると、彼の頭の上にサンタ宛の手紙が置いてあった

その中身を見てみる



"お妙さんを下さい"



「...」



ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ...


バナナとふんどしを置いて部屋を出た。










次は十四郎さんの部屋

あの人物音に敏感だから厄介なのよね、



足音を立てないようにして十四郎さんに近づく




寝息1つたてないで寝ている

女の私でも見惚れるほど美くしい寝顔

近藤一家特有、顔の穴という穴から水を垂らす寝方の私と大違い




頭の上に手紙と靴下が置いてある




"マヨ"


まぁ大体は予想してた通りだけど
どこまでマヨラーなんだか...



枕の隣にポケットに入るサイズの包みを置いた





「(ﾊﾟﾁｯ)」


「あ゛... 」




包みを置いた時の音で起きた十四郎さんと目が合った




「人様の部屋で何してんだ」




不審者を見るような目で見てきますこの人

プレゼント置きにきた、なんて言えない！

サンタを信じるﾋﾟｭｱな心に傷をつけてしまう...！




「...ちゃんと寝てるか確認しに来ただけです」




彼は上半身を起こした


着物が少しはだけてて鎖骨が...！

あなた鎖骨まで綺麗なんですか！





「ﾁｯ、いつもそんな事しねェだろ」



　ｸﾞｲｯ


「...十四郎さん？近い気がするんですけど」




急に襟を掴まれて彼の方に引っ張られた




「今までﾃﾒｪの顔なんぞじっくり見た事なかったけど...」





襟を掴む力が強くなると共に十四郎さんの顔がどんどん近くなる

目線を外そうとしても、出来ない。












「似てねぇな、近藤さんに」




思い切り突き放して、部屋を出た









.


.



あのニコチンマヨネーズ、無駄に意識させて...

地獄に落ちてしまえ...！




気を取り直して最後は総悟の元へ行く








部屋に入ると、去年の"サンタからのプレゼント"であるアイマスクをして寝ている


さっきの2人みたいに、手紙を置いていない






「...総悟は何が欲しいのかしら」

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