「十八」話 みんな猫好き ページ30
双「チェックメイト」
男は叫んだ。
11「ぐああ〜〜また負けたぁ！！」
双「ホラ、約束ださっさと房に戻れ」
房と言うことは囚人なのか？
11「ちくしょー負けた負けた。
帰ろうぜロック」
あの２色の髪の男は“ロック”と呼ばれているらしい。
69「おう。もう終わったのか？」
11「昼飯までの時間つぶしにはなったかな〜」
69「そうだな〜」
双「オイ九を持ってくな。」
ネコが居る！？クロネコか・・・
帽子を被っている！？看守なのか？
69「すまん・・・可愛くてつい・・・」
なんだ、あのキラキラした目は！？
双「俺は時々お前のキャラがわかんねーよ。
綺麗な目しやがって。」
そうだ！男、もっと言ってやれ！
11「ロックは意外と動物好きなんだよ。
聞いた話では外に居た頃、
道路に飛び出したネコを助けようとして」
双「ほうほう」
なにかあったのか？
11「自分が跳ねられた」
双「跳ねられたの！？」
すげぇ！彼奴の体どうなってるんだよ！
11「幸い命に別状は無かったんだとよ。
いや〜、スゴイいい話だな！」
69「いや〜よかったよかった」
双「化け物かお前」
お、あの看守の男、本気で引いてる。
69「うぬぬ・・・」
双「全くお前はスキあらば九を持っていこうと
しやがって」
69「寂しいが仕方ないか・・・」
11「よし帰るか〜」
69「オウ」
双「オイオイオイオイ今度は何を
抱えてやがる貴様」
なんだ？今度は白猫か。
69「すまん・・・つい可愛くて・・・」
双「お前無意識で連れてきたとしたらもう末期だぞ。
どこの猫だコイツは」
69「知らん」
双「知らないの！？やっぱ末期だよお前！！
まったく、どこから連れてきたんだか・・・」
あの男看守、完全に呆れているな。表情がコロコロと
変わる。面白いぞ！
１１「でもどっかで見たことある気がするんだよなぁ
その猫・・・」
ふぅん。ん？何やらすごい足音が(バン！！！
うわっ、ドアが！なんかすごい大男が入ってきた！
あ、白猫・・・まぁいい話し相手が見つかってよかった。←
双「あいつの猫だったのか・・・」
11「しかもあれ絶対オヤジに内緒にしてるパターンだな・・・
あぁ、そろそろ本当に帰ろうぜロック〜」
69「わかった〜。」
やっと帰るのか、囚人たち。・・・
っておい！ロックとか呼ばれてたやつ！
俺を持つな！いつから気づいてたんだよ！
ラッキーアイテム
犬四郎のムチ
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零印 - ありがとうございます！褒められたの初めてです・・・うれしいなぁ！ (2019年8月7日 7時) (
レス) id: f2d6bc0737 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミヤ(プロフ) - とっても面白いです！ナンバカ本来の面白さと作者様の面白さが混ざって最強ですね (2019年8月6日 21時) (レス) id: 1ac4f61273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零印 | 作成日時：2019年6月25日 18時
