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連れられてきたスーパー銭湯の岩盤浴コーナーで待ち合わせれば、私と色違いのパジャマみたいな岩盤浴着の須藤がスポーツドリンクを二本持ってやってきた
「へぇ岩盤浴…」
「入りましょ〜」
むわっとする岩盤浴内はまだ誰もいなくて
隣同士で寝そべれば顔まで暑い
隣を見れば仰向けの須藤は顔にタオルを乗せて寝ていて
「よく来るの？」
「寝て何も考えないでいると頭からっぽになってすっきりするんですよ」
「頭空っぽか……やってみる」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「何も考えないようにしなきゃって考えちゃっていや考えないようにしようってまたこれがもう考えてるじゃん！てエンドレスな場合はどうすれば？」
「………数でも数えてみればいいんじゃないですか」
「おぉなるほど数か…」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「数って誰が編み出したんだろうねそもそも数の概念って数という文字がある前からあったんだろうなそれってとかまた考えてしまうんですが先生…！」
「もう好きなだけ考えてて下さい」
「えー…」
「……」
「……ねぇ、昨日の話だけどさ…」
「………はい」
「前はダメって言ってたよね？」
「何が」
「誰かと二人で会うの…？鍋川さんとか、ほら…」
「あの人は元々良くない噂あったんで」
「じゃあ元カレは…？」
「元カレと男友達は違うでしょ」
「そっか…」
「…それは俺の価値観ですけど」
「価値観…」
「………Aさんは……気になんないですか」
「？」
「例えば俺が……、、元カノ…」
「ダメ」
「…っ、」
「暑すぎるダメだもう無理限界っ！」
「え？」
外へ出れば空気が軽くて涼しくて、置かれたミニ冷蔵庫からさっきのジュースを出して飲めばグビグビ飲んだ
「あぁ天国〜〜！」
横のゴザに寝転がれば
後から出てきた須藤もドリンクを開けた
「岩盤浴苦手？」
「サウナよりはいいけど…」
「まだ全然汗出てないですよ」
「吸う空気が暑いんだもん」
「もう無理？」
「須藤戻っていいよ…」
「…じゃあ12時に飯食う所集合でいい？」
「………うん」
自分で言ったくせに一人で戻って行く須藤に何だか寂しくなって、ぬるいゴザに頬をつけたまま去って行った扉を見つめた
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南季(プロフ) - ビーンズさん» ビーンズさんこんにちは！すみませんお名前とは誰の名前でしょうか…？(>_<) (6月28日 21時) (
レス) id: 14d9721bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ビーンズ - お名前お借りしてる時点で二次創作ですよ。オリ／フラ外しをお願いします。どうかどうか (6月28日 17時) (レス) id: a351f178e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2023年6月23日 21時
