暗殺者の弟は泣き虫ヒーロー part３【東京卍リベンジャーズ×暗殺教室】

往復 ページ43

未来に帰って姉ちゃんのことを調べてもらうと、アメリカで元気にやってるらしい。良かった。
　そしてドラケン君の死について調べて、現代へ帰って来て、愛美愛主の奇襲に巻き込まれてぶっ倒れて入院してしまった。

　目が覚めた時にエマちゃんがいて、泣き付かれてたとこをヒナに見られて、姉ちゃんはただ馬鹿道……と頬を抓ってきた。
　ごめんなさい。

　でも、生きてる姉ちゃんを見れて、また泣きそうになってしまった。堪えたけど。

　エマちゃんのことを紹介したら女の子3人できゃいきゃいと盛り上がってしまって俺は放置プレイ。でも2人を返した後に、俺としっかり向き合って来た。

貴方「叔母さん達お見舞い来れないんだから、あんまり心配かけさせないであげてよ」

武道「うん」

　そうだね。

貴方「無茶したね。でも頑張った。偉いよ」

武道「うん」

　大好きだった姉ちゃんの頭を撫でる手に甘えてしまう。
　生きててくれて、良かった。

　その後マイキー君達の話をしたりして、姉ちゃんは楽しそうに聴いてくれた。良い人達なんだね、楽しそうだね、って。




　俺が入院してる間は見舞いのために、退院してからは絶対安静の俺のお守りのために姉ちゃんはずっと家から学校に通っている。
　この家から姉ちゃんの学校までは2時間弱。往復で4時間もかかってしまう。朝練も放課後練も、ずっと部活は休んでくれたし、キツいはずなのに家事も世話も全部してくれた。

　うっ。申し訳ねぇ。けど俺何にも出来ねぇし寧ろ暇だ。
　暇なのを察してかジグゾーパズルまで買って来てくれたし。思ってたけどマジで姉ちゃんエスパーだわ。

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