デュラハン誕(えお) ページ23
FBの家で遊ぼう、といつものようにえおえおを呼び出しておいて、他のメンバーは2時間も早くFBの家に集まった。
「と、言うわけで、2時間後にはえおえおが来るからそれまでに準備します！」
K「Aちゃん張り切ってるね！」
「だって誕生日だよー？！この歳になると加齢してくのも嬉しくないだろうから、せめて楽しくやろうかなって！」
F「加齢って言うなww」
「きっくんは料理！私も手伝う！FBとあろまは買い出しと飾り付け！ケーキも買ってきてね〜！」
きっくんをキッチンに押し込み、FBとあろまを家から追い出せば、「よーし！やるぞー！」と、ウキウキで準備に取り掛かるのだった。
ーーーーー
あ「まあこんなもんだべ」
「よーし！なんとか準備おっけー！」
テーブルに料理とケーキが並び、プレゼントも用意した。
あとはえおえおを待つだけ...
【ぴんぽーん】
K「きたきた！」
F「よっしゃ、お前ら作戦通りやれよ！」
「FB、自然に連れてきてよ！」
あ「お前らもノリノリかよ」
FBがえおえおを玄関に迎えに行き、リビングに戻ってくる。
FBが現れて、その後ろからえおえおが姿を見せた。
「「「「はっぴーばーすでー！えおえおー！！」」」」
ぱん、というクラッカーの音と共に、紙テープが飛び出してえおえおに絡む。
え「え、なにこれ」
いつも通りなリアクションだけど、僅かに口角が上がっている。
「えおえお、お誕生日おめでとう！」
K「俺らで誕生日パーティー準備しました〜！」
学生かよ、なんてつっこむえおえおは、言葉とは裏腹に嬉しそうで。
あ「ま、俺とお前はきっと数千年共にする仲だからな。」
K「えぇ〜？！じゃあZUTTOMOってあろまとえおえおのことじゃん！」
え「...たしかに」
「ねぇねぇ私も長寿なんだけどー！」
F「ええぇ〜？！俺も長生きしたぁ〜い！」
「雪男もインキュバスも不老不死の伝承はないよ〜残念でした〜」
K「FB...俺らは諦めて100年くらいで死んどこうぜ...」
あ「お前ら2人の死は、俺ら3人がちゃんと見届けるから安心しろよ？」
え「まあ俺らも不老不死確定じゃないけどな」
F「死なば諸共〜」
「あはは！もし本当に不老不死だったら、100年先も1000年先も1万年先も、あろまと一緒にずっとずっとお祝いしてあげるからね！お誕生日おめでとう！」
＞＞＞
お気付きかと思いますが、不老不死組の「ずっと腐れ縁だよ」ってネタがやりたかっただけですね。音楽組さんごめん！
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作者名：名無しの夢女子 | 作成日時：2019年1月8日 22時
