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9話目 ページ11

遊びの時間も終わり、夕食後。


今日はコニーが巣立っていく日だ。


エマ「コニー準備できた?」


コニー「どうかな、服……」


エマ「バッチリ♡似合ってるよ」


エマの言葉に、安心したようにコニーが「よかったぁ」と言った。


コニー「……私ハウスを出てもがんばる……

  大丈夫、この子が……リトルバーニーがいるもん

  あのね、リトルバーニーはね、世界に一つだけしかないんだよ」


そう言ってギュウっとコニーがリトルバーニーを抱きしめた。


コニー「ママが私だけのために作ってくれた

  ___宝物なの

  私トロいし、みんなみたいにユウシュウじゃなかったけど

  大人になったらママみたいな"お母さん"になりたいんだ

  それでね、絶対子供を捨てたりしないの!」


エマ「コニー……」


エマが寂しそう。……いや、みんな寂しくて、僕も寂しくて。


別れは寂しい。僕はずっと、見送る側だ。


ハウスは12歳までに里親を手配されるから、11歳であるエマ、ノーマン、レイが次かもしれないし、


10歳である僕やドン、ギルダかもしれない。


寂しさで崩れそうになる顔を隠すために、下を向いた。

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作者名:びびんば x他1人 | 作成日時:2022年12月21日 19時

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