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第7話 ページ9
さっきの言葉には少し引っかかったがとりあえず佳主馬の所へ行ってみた……そんな気がした
貴「佳主馬ー、どこー」
迷子です、まる
さっきから家の中をぐるぐるしてもさっきの部屋は見つからない
今だけ探すとさすがに疲れてきた
貴「佳主馬…どこにいんのよ…」
佳「後ろだけど」
ビックリして後ろを振り向こうとした…が
後ろから佳主馬が抱きしめてきた
貴「…いつからいたの」
佳「さっきから?」
貴「いや助けろよ」
佳「あまりにも可愛くっ…い"た"っ!!」
貴「せっかく返事しようと思ったのに」
佳「あー、それ忘れて」
貴「は?」
今の言葉で私の精神はズタボロになった
貴「…な……れ」
佳「え?今何て…「最低!!!」
すぐに後ろを向き走り去った
"忘れて"
なによそれ
私の心は砕かれた
貴「私だって好きなのに……なんっで……あんなこと……」
なんで私だけこんなに辛い思いをしなくちゃなんないのよ
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作者名:通り過ぎた名無しでござる | 作成日時:2015年12月7日 0時