番外編 〜その後。〜 2 ページ23
貴「はぁッ…はぁッ…!!」
息を切らしながらも走り続けた
もう少しで佳主馬に追いつく
貴「佳主馬!!」
数少ない酸素を全て吐き出した
叫んだからか佳主馬はすぐにこっちを見た
佳「…何か用」
貴「ご…か、い…だか…らッ……ごか、い、な…の……」
走ってきたせいか、ろくに喋れない
佳「意味わかんないんだけど…?
アイツと言ったと思ったら"俺の"とか言い出すしなんだよ…ッ!!好きじゃないなら言ってくれよ!!」
貴「ちが…う、の……ご、かい…ごか…い…だか、ら……」
佳「早く帰ってよ」
貴「ごか、い」
佳「ねえ」
貴「ご、ごか…誤、解…だか、ら……か、ずまの、ことは、好き、だか__」
最後に言えた言葉は小さく消えてしまった
私は倒れてしまった
目を覚ますと、そこは見慣れた部屋……ではなくたまに遊びに行く程度の佳主馬の部屋だった
貴「か…ず、ま…」
弱々しくなってしまったが大好きなあと人の名前を呼んだ
佳「!!…やっと起きた」
早く誤解をとか無くては…
貴「あのね、私は佳主馬のこと好きだよ。あれは誤解、だから…ねえ…」
あまりの恐怖に焦ってしまいながら言っていると佳主馬に抱きしめられた
佳「ごめん。アイツと行ったのがちょっと気に食わなくて…ついて行ったらあんな事があって気が動転してた」
佳「A、ごめん…」
貴「私こそ」
貴「ねぇ佳主馬、大好き。愛してる」
そう言って私は佳主馬の唇にキスをした
誤解が溶けてよかった__
その後池沢家でご飯を食べ、佳主馬に送ってもらった。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
久しぶりに更新しました(´ω`)
番外編長くてすいません!
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作者名:通り過ぎた名無しでござる | 作成日時:2015年12月7日 0時