【サマウォ】私は強いお前は弱い【池沢佳主馬】 (ページ22)

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番外編～その後。～ページ22

貴「佳主馬、帰ろっか」
佳「うん」

あんな事があった後、私達は青春を満喫してます

貴「でさ、その子ったら……」

喋りながら玄関まで行っているといきなり話しかけられた

「すいません、A先輩！…ちょっといいですか？」

話してきたのはたまに話す後輩だった。

貴「別にいいけど…あ」

貴「ごめん、先帰っていいよ」
佳「別に…待ってるから」
貴「さんきゅ」

そう言って私達は玄関を後にした

連れていかれたのは校舎裏だった
そこには東門が近く、夕方だからか薄暗かった

「先輩…好きです」

もちろん私の答えはNOだ

貴「ごめん、付き合ってる人いるから」

「池沢先輩ですか？」

貴「そう」

「そう、ですか」

彼はそういうと横をちらっとみた
そしていきなり腕を思いっきり引っ張られ、顔を近づけられた

「ねぇ、なーに彼氏作ってんの？俺と付き合うはずなのに」

貴「は、何言って…「そっか、我慢出来なかったのか」ちょ、マジで怒るよ！？！」

何をするかと思いきや佳主馬と付き合っていることを責めてきた

そして

「…なーんてね。」

貴「…え」

「先輩が好きなのは本当です。池沢先輩に取られたんでからかいたかっただけですよ！

あと、周り見たらどうです？(ﾆﾔｯ」

…？周り…

貴「…まさか」

さっき後輩が見ていたところを見ると佳主馬らしき人が走って行くのが見えた

追いかけなきゃッ！！