最終話 ページ20
貴「ここって高台?」
佳「そう。」
さっきまで屋台で賑わっていたが高台は意外と人は居なくて、静かだった
貴「なんで…「ほら、見て」
ドーン
上を見ると大きな花火が輝いていた
貴「綺麗…」
佳「…A」
貴「なに?」
佳「大好きだよ」
貴「私は愛してるけど?」
佳「あと少ししたら、嫌でも言わせるから」
貴「え?それって…「花火、見ないの?」…まあいいか」
貴「ねえ佳主馬。さっき言ってたあと少しした時は私が美味しいもの食べさせてあげる」
佳「…少しじゃなくて今でもできるよね、それ」
貴「いや少ししないとできないんだけど」
佳「A食べる」
貴「…真面目に殴るよ//」
佳「言ってることと顔が真逆なんだけど」
貴「でも、別に佳主馬ならいいよ」
そう言って帰ってきた返事は
佳「"僕なら"じゃなくて"僕じゃなきゃだめ"でしょ」
私を縛る言葉だった
貴「………馬鹿。愛してる」
佳「僕も愛してるよ」
その時に聞こえた花火の音はまるで風のように無くなり、私には佳主馬の声しか聞こえなかった
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作者名:通り過ぎた名無しでござる | 作成日時:2015年12月7日 0時