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プロローグ ページ2
〜？？？side〜
僕には1人の女の子の幼馴染みがいた
あえて名前は言わない
僕は生まれつき肌が黒く髪が少し長いだけだった
だがクラスの奴らは僕を気味が悪いと虐めてくる
正直めんどくさかった
どうでもいいやって思った
だがそれは最初だけだった
僕を虐めるやつを次から次えとぶっ倒すやつがいた
それが幼馴染みだった
女の子とは思えない力を持ち、腹パンやタイキック、さらには足を引っ掛けて頭を思いっきり打たすなどすごいやり方で守ってくれていた
嬉しかったのだがその気持ちも低学年まで。
年が老いてくにつれだんだん嫌になっていった
その理由は
"男だから守られてちゃダメ"とか"女の子に庇ってもらうのはよくない"なんていい子ぶった言い訳
僕は幼馴染みに「守らないで」と言ったことがある
だが返ってきたのは
「お前は弱いから確実に死ぬ。だから私が守ってるんだ」
「黙って守られてくれ」
なんて勇者が言うようなくさい言葉
それからその頃はずっと思っていた
「どうして君に勝てないのだろう」
ってね
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作者名：通り過ぎた名無しでござる | 作成日時：2015年12月7日 0時
