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滅神との遭遇 ページ27

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「“天神の北風(ボレアス)”!!」


背後上空から聞こえた凛々しい少女の声。


初代の読み通りラミアの少女との遭遇。


軽く横に飛んでかわせば、まるでそれを踏んでいたかのように次から次へと技を繰り出してくる。

幼い少女だと思ったら痛い目を見そう。



「“天神の怒号”!!」


さすがにこの広範囲を交わすのは無理がある。



「“アースメイク(シールド)”」



隆起した約5メートルほどの地面の盾が前に立ちはだかる。



「リオンと一緒の造形魔法!!」


「リオン…?誰?」


私が顔を思い出そうとする間にも、次から次へと休まずに攻撃をしかけてくる。

若い子ってすごい元気。

しばらく避け続けながら若さに感心していると。



ドゴォオオンン!!


少し遠くからけたたましい爆発音が聞こえてきた。ふとそこに目をやると威力を物語るかのように広範囲に砂埃が立ち上っていた。


あそこは確か…。


自分でも無意識に口角が上がるのが分かった。



「よそ見は危険だよ!!」


「お嬢ちゃんごめんね。少しだけ痛いかも」



私が早めに終わらそうと構えに入った時。



「シェリアがここまで苦戦するとはな」


「くそ…めんどくせーとこに来ちまった」





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作者名:梅水晶 | 作成日時:2022年12月31日 16時

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