4日目開始 ページ18
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大魔闘演武4日目
『さぁ始まりました!4日目競技パート!』
場内の中央に浮かぶ水でできた大きな球体。
そこに各ギルドから選抜された水着姿の選手達が投入されていく。
ルールは簡単。この水球体の中から出たら負け。最後まで水中に残った人の勝ち。
単純明快で分かりやすくて助かる。
「ん、ふぁ〜帰っていい?…いたっ、」
大きな欠伸をして怠惰を述べれば頭を叩かれた。
私の頭を叩ける数少ない手の正体はラクサス。
「甘えるな」
「二日酔いで頭痛いのよ」
「自業自得だろ馬鹿」
いつも通り憎まれ口を叩き、叩かれる。
お互い様だけどよく飽きないものよね。
「あら?もしかしてジュビアと交代したの?」
試合で場内に出ている水着姿のジュビアを見てミラは目を丸くさせた。
「ん。二日酔いでフラフラ歩いてたらジュビアたんが変わってくれた〜」
「この能天気女どうにかしてくれねぇか」
「ガジルが出たかった?あぁ巨乳に囲まれたかったよね。ごめんなさいね気づけなくて」
「違ェよ!何も言ってねェ!勝手に話進めんな!!」
私達が雑談をしてるうちに、1人また1人と水中から投げ出されていく。
運良くルーシィもジュビアも残ってるよう。
水の使い手のジュビアは好き放題暴れ回り、ルーシィは星霊の力を借りて何とか耐え抜いてる様子。
「このままいっちゃえジュビた〜ん」
そう小さく声援を送った瞬間。
「え?」
いとも簡単に水中に放り出されたジュビア。
「あのバカ!」
「なんで?」
「…!?」
みんな予想外の出来事に驚きの声を隠せない。
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作者名:梅水晶 | 作成日時:2022年12月31日 16時