２１１ アレクサンドラと魔法の杖 ページ11
あるところにアレクサンドラという
まだ若い少年がいました。
優しいことが取り柄なだけの少年です。
アレクサンドラは道を歩いていると
一人の男がアレクサンドラに木の棒を渡しました。
「この木の棒は何？僕を馬鹿にしてるの？」
『ただの木の棒じゃない。振ってごらん』
「……うん、分かった」
振った瞬間、木の棒から白い光が出たのです。
「なにこれ！？」
『魔法の杖さ。君の望みが全て叶う』
「どうして僕にくれるの？」
男は小さな声でアレクサンドラに言いました。
『君ならこの杖を悪用しないと思ったからさ』
その後アレクサンドラはその杖を使って
傷ついてる動物たちに向かって杖を振りました
その瞬間どうしたことでしょう！
動物たちの傷口に光が集まり、
みるみるうちに傷口が塞がったのです。
.
.
.
それからアレクサンドラは楽しくなって
いいことばかりではなく悪いことをするようになり
「お前なんかこうだ！」
自分をいじめてきた少年に深い傷を負わせました。
助けを求めてる少年にアレクサンドラはこう言いました。
「君の傷は僕の杖がない限り永遠に塞がらない」
悪魔のような微笑みでした。
その後アレクサンドラはまた男に出会いました。
『その杖を、お前は悪いことに使ったか……？』
この前とは違い、とても低く怒った声だったので
アレクサンドラは咄嗟に嘘をつきました。
「つ、使ってない！本当さ！」
男は怪しんだままでしたがこう言ったのです。
『その杖は悪いことに使う度に君の体に傷をつけるぞ』
「悪いこと……？例えば悪いことって？」
『誰かを傷つけることだ』
アレクサンドラは焦って白状しました
「ぼぼぼぼ、僕アイツにやり返した！
傷つけて…き、傷つけちゃった！どうしよ！」
男はその様子を見て笑いました。
『正当防衛だったのなら杖も分かってくれる。
でも自ら喧嘩を売り悪い行いをすれば罰が当たる。
いい行いをすればどんどん魔力が強くなる…』
「も、もし人を殺しちゃったら…？」
『君も死ぬ』
「も、…もし手を切り落としたら？」
『君も切り落とされる』
「め、目を見えなくさせたら？」
『君も見えなくなる』
アレクサンドラは怯えて男に杖を押し付けましたが
「ぼぼ、僕この杖もう要らない！」
男はアレクサンドラに返します。
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n(プロフ) - ニャオさん» とても嬉しいです…っ！ありがとうございます！！長いですがこれからもよろしくお願いします！！ (2018年4月25日 1時) (
レス) id: d67db8bb55 (このIDを非表示/違反報告)
ニャオ - めっちゃめっちゃ面白いです！！！！早く続きが見たくてたまらないです！！ (2018年4月24日 22時) (レス) id: 838d664183 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - みおさん» ほんとうですか！？ありがとうございます、嬉しいです！！これからもよろしくお願いします〜〜！ (2018年4月24日 15時) (レス) id: d67db8bb55 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - いつも本当に更新が楽しみで楽しみで仕方ありません笑 本当にこの作品大好きです！これからも頑張ってください！ (2018年4月24日 14時) (レス) id: 11f61b2285 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - 美羽さん» ほんとうですかああっ、ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！！ (2018年4月23日 15時) (レス) id: d67db8bb55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n | 作成日時：2018年4月16日 8時
