13話 ページ14
明日人とA、 お互い喜んでいると前に居る灰崎とヒロトが思い切り明日人を睨み付ける。
明日人が勝手にシュートを決めたことに腹が立ったのだろう。
「不味い事しちゃった…!?」
「貴方は何もしてないわ、 大丈夫よ…」
明日人は灰崎たちに睨まれたことに気がつくと慌ててAの後ろへと隠れて不味い事をしたのか、 と焦り出した。
Aは後ろに隠れる明日人を一瞥した後、 灰崎たちを見て苦笑いを浮かべた。
「次のターゲットは──紅月Aと、 吉良ヒロトだ。 」
ペクはイレブンバンドを弄って小さく呟く。
メッセージが送られてきたパクとイは怪しげな笑みを浮かべた。
試合再開のホイッスルが鳴り、パクからペク、そしてイへと繋げた。
そこにヒロトが止めに入ろうとするとペクが人差し指を立て、来いと言うように誘い始める。
頭に来たのかヒロトはペクに向かって走る。
「…!? 待ってヒロトくん!」
違和感を感じたAはすぐに声を掛けるも既に遅かった。
ヒロトの目に光の様なものが差さり、 目を眩ませられる。
そしてイとパクがヒロトを攻撃しようとするが、 ヒロトはフィールドの真ん中で「ザ・エクスプロージョン」を放った。
間一髪避けることが出来た。
「舐めた真似、 してくれるじゃねぇか…!」
「ヒロトくんっ、 大丈夫…!?」
「嗚呼…悪ィ、 声掛けてくれたのに…」
「ううん、 私も気が付くのが遅くなってごめんね」
「…気にすんな」
Aが駆け寄ってヒロトに手を差し伸べれば、 ヒロトはAの手を取って立ち上がる。
"…素直に手を取った!?"と、 二人を見ていた灰崎とタツヤはヒロトの素直さに驚いていた。
スローインでソクがボールを持つと"今だ! この機を逃すな!!"と述べて、 「特攻バッファロートレイン」で突っ込んでいく。
Aとヒロトは避けようとするも間に合わずに吹き飛ばされ、 更に明日人、 吹雪も吹き飛ばされてしまう。
「くっ…しまった…!」
Aは倒された身体を起こして止めに行こうとするも間に合わず、 ペクがシュート体制に入った。
「レッドブレイク!!」
「ぐっ…うぁあ!」
「風丸さん!」
「危ない!!」
風丸がレッドブレイクを止めようとするが威力に負けて勢いよく吹き飛ばされた。
その先はゴールポスト。 明日人と吹雪は慌てて叫んだ。
「風丸…! 風神雷神!!」
円堂は必殺技を出して、 二つの魔神でボールと風丸を受け止めた。
77人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りはる x他1人 | 作成日時:2020年3月20日 16時