続き ページ2
英智「隣の女の子は誰だい?ここは、女子は入れないはずだけど。」
なずな「え、えっと…」
A「初めまして、天祥院さん。私は斎宮Aです。斎宮宗の義妹です。」
なずな「A⁉」
英智「へぇ。斎宮くん妹なんていたんだ。でも、どうして君が、仁兎くんといるんだい?」
A「私は、ずっと部屋に閉じ込められているから、たまになずなが外へ連れ出してくれるの。幸せよ。」
英智「へぇ…。閉じ込めているのは、斎宮くんかい?」
A「ええ。」
英智「…そうか。大変だっただろうね。今度斎宮くんに罰を与えておくよ。」
A「いえ、それはしないで下さい。」
英智「どうしてだい?」
A「彼にとって私は、vocaldhole
英智「…君は、強い子だね。」
A「ありがとう。」
英智「それじゃあお邪魔なぼくはもう行くよ。2人で幸せにね、仁兎くん。」
なずな「お、おう…?」
そうして去って行く天祥院。一旦なんだったんだ…。
A「なずな。」
呆気を取られていた俺にAから声がかかる。
なずな「ん?なんだ?」
A「卒業式、多分私もここを卒業する。だから、その時に、私のこと、貰ってくれないかな?」
なずな「んえっ⁉」
A「義兄も、なずなとなら許して貰えそうだから。」
なずな「斎宮に説得出来るかな〜?」
A「大丈夫だよ、なずななら。」
なずな「…うん。やってみるよ。」
A「ふふ、将来が楽しみだな〜。」
なずな「でも、それまてまには、俺ももっと頑張らないとな!せめて後輩には、俺無しでもやれるようにしないとな!」
A「その調子だよ、なずな!」
2人の時間は短い。けれど、それもいつか、長くなるから、それまでは____
この小さな逢引を、大切にしたい。
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作者名:美月 | 作成日時:2017年6月21日 23時