零尾の少年 -2-【NARUTO】

引き金 ページ11

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軽く自己紹介をした後任務の説明があり、




1時間後に各自用意をして集合することになった。




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ヤマトside




「よし！みんな揃ったね。じゃあ、出発するよ」




『おう！』




僕の横にはAがいて




そしてその後ろにだいぶ距離を置いて


ナルト、サクラ、サイが歩いている。





なんなんだこの距離感は…



そんなことを思っていると、


後ろでナルトとサイが喧嘩し始めた。





ナルトは、サイのことをカカシ班の一員として認めないとかなんとか




サイはサイで、里を抜け大蛇丸に堕ちたサスケと一緒にされたくないとか…







はぁ…チームワークはどこへやら。
これは大変な任務になりそうだ。




「君たち…、



『ヤマトさん、俺も言いたいことがある』





そろそろ止めようか。そう思い口を開くと、
それを遮るようにAが真剣な表情でそう言った。








『ナルト。大切なのはチームワークだ。そんな言い方はねえだろ？』



「…悪かったってばよ」



『それにサイも、よく知らねえのにサスケのことをそんな風に言わないでくれ』



「僕は本当のことを言っただけだよ。兄弟そろって抜け忍なんてね。兄が兄なら弟も弟だなと思って」




『…何が言いたい。』




声色が変わり、怒りの感情が読み取れる。
それと同時に、かすかにAの身体から黒い炎が滲み出していた。




チャクラの性質が変わった。

確かあれは…

黒い炎1→←険悪なムード2

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