【イナズマジャパン】最強少女の秘密 (ページ26)

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STORY TWENTYONE　（吹雪SIDE）ページ26

A「大丈夫か、吹雪」

「うん、このくらい平気だよ」

と僕はAちゃんに笑って見せた

A「本当に…？」

「うん、大丈夫だから」

Aちゃんの髪が顔に当たって少しくすぐったいな

Aちゃんの綺麗なエメラルドグリーンの瞳が心配そうに覗き込んでいて…

すぐにでも抱き寄せてあげたいくらい、凄く可愛くて

僕はAちゃんの事が好きなんだね

だから、何となく練習以外では緑川君を避けていて、Aちゃんの気を引こうとしてて

緑川君とAちゃんが一緒に話してるの見ると、ちょっと悔しくなって

緑川君がいなくなった後じゃないとAちゃんと喋らなくて

暇な時はいつもAちゃんの事を考えていて…いや、暇じゃない時も、かな？

いつも無表情でクールで少し冷たいAちゃんだけど、優しくて、練習熱心で、友達思いで、サッカーがすごく上手で

そんな所に、僕は惚れたのかもしれないね

A「吹雪…？」

「あっ、ううん、何でもない」

まさかAちゃんの事をずっと考えてボーっとしてたなんて言える訳ないよね

「さ、練習に戻ろう？」

A「今ので何となくコツが掴めた。あとはコントロールとイメージだ」

「Aちゃんって、ホントサッカー上手いよね。上達も早いし」

A「そうか？ただ楽しんでやっていれば、すぐに誰だって上手くなれるさ」

ほら、君のそう言う所がまた僕を虜にするんだ